swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

受信料から公共放送税へ

国会でラジオ・テレビの受信料の廃止、同時に公共放送税の導入が決定されて一週間。各家庭にこれまで受信料の徴収を担当していたラジオシェンストからこの度の変更のお知らせが届き始めた。 テレビのある各家庭別に、年に一律2400クローナ(約3万円)支払っ…

動かぬ人に未来なし

雪が降っても、道が凍っても、乳母車を押していても、外が真っ暗でも、親のかたきをとるかようにジョギングをする人が多いこのルンドにいると、スウェーデン人がトレーニング不足に陥ってると聞いてもにわかには信じがたい。 この度、35万人の労働者を20年間…

流行りのプレゼント

日本ではメルカリが人気だが、スウェーデンでは昔からあるリサイクルのお店の人気が衰えない。 こういった店は慈善団体などが運営していることが多く、利用者は不要になったものを持って行ったり、家具などの場合は無料で車で引取にきてもらう。店で販売した…

救急救助VRトレーニング

テロリストによる攻撃等、多くの人が一斉に攻撃された状況で救助隊員はどのように優先順をつけて救急活動を行うか? この状況を体験しながら行うトレーニングの実施には、多くの人をエキストラとして配置することが必要で、またトレーニングに参加する救急隊…

声をかけよう

自殺は女性より圧倒的に男性に多いということはスウェーデンに来るまでに知らず、こちらの新聞で始めてその事実を読んだときは驚いた。 スウェーデンの最近の調査では自殺者の7割は男性だ。 自殺する理由は人ぞれぞれだが、なぜ男性に多いかを様々な研究者…

ストレスとマウスピース

その多くはストレスによるものと思われる夜中の歯ぎしりに対処するため、昨年一年間だけで5万5千ものマウスピースが処方された。 2009年から24%増加したマウスピースの使用はどの年齢層にかかわらず増加。歯ぎしりの原因はストレスによるものが多いと考えら…

電気飛行機

環境のためにそろそろ飛行機は使うのをやめた方がいいのではないかと思い始めた人もいるスウェーデンで、新時代の軽量飛行機をつくりはじめた会社がある。 ルンドから電車で20分ほどのエスローブにあるその会社の名前はBlackwing(ブラックウイング)。 カー…

暗い暗い11月

太陽はどこへ行った! 私が日本で紅葉にも恵まれたこの2週間、スウェーデンでは太陽はお隠れになっていたそうだ。ストックホルムでは13日までの2週間合計で11時間の日照時間しかなく、例年と比べて非常に少ないという。 全国全体でも同様の傾向で、その中で…

スウェーデンはEUの右翼トレンドにNOといったのか?

今日の国会での首相信任投票で、穏健党のウルフ・クリステールソン党首は否決され、明日からまたアンドレアス・ノルレーン国会議長による調整が実施される。 右派連合の中央党と自由党は、右派連合のリーダーであるクリステールソンが首相になることを望みな…

男の子の遊びと女の子の遊び

スウェーデンでは少し前から「男らしさ」の話が熱くなっている。いわく、いくら男女平等とはいっても、生物学的に男性の属性、女性の属性というものがあるだろう、という話。 子供についてよく言われるのも親が何もしなくても、男の子は自然と車のおもちゃで…

食品プラスティック包装との付き合い方

スウェーデン人は買った食料のおそよ3分の1を廃棄してしまっているという。 温暖化で環境への関心が高まりプラスティック包装された食品をどうするか再考する人も出てきているが、実はパッケージにプラスティックが使われているかどうかよりも、食品廃棄に…

育児休暇は父が取る

今日の日曜日はスウェーデンでは父の日。 最新の統計数字では両親合わせて取ることのできる育児休暇(子供一人につき480日)のうち29%を父親が取得している。 その中で、スウェーデン最北部にあるドロテア・コミューンでは父親の取る育児休暇の割合は実に37…

灰色の空と落ち込む女心

日本に来て1週間。今日新幹線からみた青空に映える富士山で、スウェーデンの灰色の季節を忘れてしまいそうだが、彼の国では日がかなり短くなったのに、クリスマスの飾り付けはまだ本格的に始まっていない今が、一年のうちで一番暗い季節。 ストックホルム大…

スウェーデンのトランジションな人たち

10年以上前にイギリスを発祥とする「トランジション(スウェーデン語はOmställning)」のネットワークがスウェーデンでも広がりつつあるようだ。 運動の中心にあるのは、これ以上環境問題を悪化させないため都会を離れ、化石エネルギー消費を極力抑えた自給自…

© Hiromi Blomberg 2023