swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

中退していく高校生

高校に入学した生徒の四分の一が卒業を待たずに中退してしまう。 2年前に、わずか入学後5ヶ月で高校をやめてしまったヴィクトールは、学校側は彼のことを気にかけず、やめるといってもその理由も聞かれなかったと話す。今はカフェで働いたりしている彼は、…

日本の高齢受刑者のニュース

今朝、SVTのニュースサイトを見に行くと、1.ハノイでの米朝会談、2.個人情報のセキュリティのひどさ、3.電力会社の資本問題、の次は「刑務所に入りたいために罪を犯す日本の高齢者」のニュースだった。 1分ほどにまとめられたクリップでは、インタビュ…

警察とインフルエンサー

警察がインスタグラムでリクルートキャンペーン 年に2回警察官募集を行っている警察は、去年の秋初めて、インスタグラムのインフルエンサーを起用したキャンペーンを展開した。 ほどほどのフォロワー数の、ライフスタイルやトレーニング(!)のジャンルで…

スウェーデンで売れる発酵食品の本

昨年秋に出版された人気の本『キムチとコンブチャ (Kimuchi och Kombucha)』が研究者からの厳しい批判を受けている。 日本人には身近な発酵食品、腸内フローラ、腸内微生物などの考え方を紹介し、腸内環境の変化がうつ病や、アルツハイマーを改善するなどの…

ドリー・スタイル・フランチャイズ

日本から影響を受けたコンセプト・グループ ドリー・スタイルは小学生の女の子の間で人気の、日本のポップミージックカルチャーからインスパイヤされたコンセプト・グループ。 SVTで放映が始まったドキュメンタリーシリーズでは、ドリー・スタイルのコンセプ…

新聞、デジタル課金の次の難局は読み放題 swelog weekend

2018年3月にニューヨーク・タイムズとの提携を発表したスウェーデン最大の読者数を誇る日刊紙ダーゲンス・ニュヘテルも、痛みを伴いながら確実にデジタル化への移行を進めている。 2018年の決算では前年比で4200万クローナ (約5 億円) の利益が減ったが、そ…

デジタル出版と新聞の税率

スウェーデンの消費税はざっくりいうと通常25%、食料品は12%、本や新聞は6%である。 普段の生活では常に内税の価格表示なので、特に税率を意識することはない。だが、本や新聞などのデジタル版の税率は6%ではなく、長い間25%といういびつな形だった。 …

デンマークの工業リサイクル

カロンボー工業団地 デンマーク東部、スウェーデンに一番近いシェラン地区。その最北西部にあるカロンボー工業団地の取り組みが注目を集めており、世界中から見学者が後を絶たないそうだ。 カロンボーまではコペンハーゲンから電車で2時間くらいの距離。私…

警察が優先しない当たり前

警察にそんな時間はない 「廃棄された食品をゴミ箱の中から拾うという行為は違法だが、警察の優先事項ではないので捕まらない」。どこでもリソースが限られているので、警察がこんなこそ泥(?)に時間を使わないのは当たり前と言えば当たり前だが、この発想…

未来のホワイトカラーの仕事

すぐそこの未来の新しい仕事 ロボットキャラクターデザイナー、企業カルチャーコーディネーター、気候問題会計士、垂直方向農業生産者、クラウド個人情報警備員、DNAコーチ。 スウェーデンのTRRがまとめた、これからの時代に必要とされる新しい仕事。肩書だ…

熊の血から新薬

熊の血が薬に? 世界にはまだまだわかっていないことも多い。1年のうち半年も冬眠する熊。お腹いっぱい食べて冬中眠り続けるが、春には健康体で寝覚める秘密を探るダーラナ地方での共同研究プロジェクトが進行中だ。 熊はなぜ病気にならない? 通常は6ヶ月…

停電時には昔のラジオ

スウェーデンで大規模な停電がまた起こっても不思議ではないそうだ。 日本では非常事態に備えている人は多いと思うが、非常事態を経験していないスウェーデンの特に若い世代には何が起こるかを想像できないことも多い。

オンラインカジノが支えるスウェーデンのメディア swelog weekend

オンラインカジノの広告ばかり TVをみていると、すべてのスウェーデン人がギャンブル中毒ではないかと疑ってしまうほど、大量に流されるオンラインカジノの広告。街中の広告にもギャンブル関係のものは多い。調査会社のカンター・シーフォが取りまとめた数字…

軍事防衛費が5割増しになる時

陸軍を倍増し、兵器を購入 スウェーデンの軍事防衛費は、今後、数年にかけて5割増の勢いで増えるかもしれない。 長らく武装中立国で、かつ近年は軍事防衛費を削減させてきたスウェーデンが、その大幅増を検討している。ダーゲンス・ニュヘテルは防衛委員会…

© Hiromi Blomberg 2023