swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

いじめに使われる匿名SNSアプリ

Ask.fm、Kik、Sarashah、そして最近はTellonym。匿名で使えることでいじめの温床となるSNSアプリが流行っては、次へ移っていく。 SNS上では面と向かってよりも簡単にきつい言葉のつぶてを投げることができるが、受けた方は対面以上に傷つくこともあるSNSの世…

リンゴからバイオ・プラスティック

これまでプラスティックが使われていたような包装材や使い捨てのマグカップを、リンゴのカスから作り、使用後は食べることもできる。そんな技術の研究がボロースの大学で行われている。 コーヒーを飲んだ後にデザートにもなるこのマグカップは、リンゴの甘さ…

車と会話するテクニック

信号のない横断歩道などで車が止まってくれるのかどうかを確認したい時、私達は運転手の顔をみて確認しようとしないだろうか?いわゆるアイコンタクトをとり、運転手の意思をくみとろうとする。 この先、車が自動運転化されるだろう未来で、歩行者と車、また…

無人運転トラックが公道へ

スウェーデン中部の都市ヨンショッピングでも、無人運転のトラックが間もなく公道を走り始める。 とはいっても、これはまだプロジェクト段階で、産業地区にある運送会社DBシェンカーの貨物ターミナルと倉庫の間を走ることのみが許可された形だ。監督者が常に…

「アップル税」を訴えるスポティファイ

スポティファイがアップルを欧州委員会の公正取引委員会へ訴えた。 スポティファイ創業者のダニエル・エクがその経緯を自身のブログに書いている。 アップルは、iOSとApp Storeを所有した上で、スポティファイと競合するサービスApple Musicも提供している立…

テレビ司会者と育児休暇

テレビ番組の司会として働くフリーランサーに、育児休暇を契機として契約更新をしないと迫られたと、公共放送SVTが批判を受けている。 SVTの人気のカルチャー番組「コブラ」の司会を勤めていたリナ・トムスゴードは、妊娠していて育児休暇をとるつもりだと伝…

職業性差をうちやぶるには中学生のバイトから

夏休み時期、多くの行政の職員も長い休みをとる状況のなか、市役所の職員にかわる簡単なアルバイトをする中学生、高校生は多い。 ストックホルムに近いウプサラ市では、今年の夏のアルバイトに応募した3000人の中学3年生に、意図的に今の職種による性差をう…

最先端のチップス工場

最先端のゆえんはポテトチップスのフライヤー。 スウェーデンのナチュラル系ポテトチップス大手、Svenska Lantshipsではフライヤーのオイルの加熱に使用するエネルギーを、これまでのガスからペレットの燃焼による水蒸気を使った加熱方式へと変え、化石燃料…

スマホ脳とデジタル・ディシプリン swelog weekend

昨年日本でも話題になった世界的ベストセラー『一流の頭脳』の著者の最新作「Skärmhjärnan(仮訳・スマホ脳)」がスウェーデンで発売されたので早速読んでみた。デジタルデバイスと脳との間で何がおこっているのか?私達大人への、さらに子供の将来への影響…

DNAで作る捜査への似顔絵

新しいDNA鑑定技術の未解決の殺人事件への使用が広がっている。 今、世界中で人気の個人向けDNA鑑定サービスを使って構築の進む世界統合家系図に照らし合わせるといったものや、採取されたDNAから似顔絵を作成するといった試みがそれにあたる。 残されたDNA…

ゆだねる評価

今日は国際女性デー。 世界でも男女平等が進んでいるとされるスウェーデンでも建設業界はまだまだ男性優位の業界だ。 そのスウェーデンの建築・建設業界を代表する大企業 Swecoのトップは実は女性。 28年間、社内の出生街道を登り続けてきオーサ・ベリマンだ…

3Dプリンターで作るライフルとバイアスロン

冬でもほとんど雪の降らない中途半端な北欧に住んでいるせいか、ウインタースポーツからは遠い毎日。今日からスウェーデンのエステルスンドでバイアスロンの世界選手権が行われるのにも、さっき気がついた。 バイアスロン、そうあの射撃とクロスカントリーが…

SNS上の差別を罪として裁く

サッカーが好きなら、去年のW杯ロシア大会のスウェーデン=ドイツ戦で起こったことを覚えている人もいるかもしれない。 スウェーデンチームのジミー・ドゥルマズのファウルによるドイツのフリーキックが決勝点につながり、ドゥルマズはSNS上で人種差別発言と…

マイケル・ジャクソンとドキュメンタリー放送責任者

スウェーデン公共放送SVTは、今夜と木曜日の2日(下記に訂正)に渡ってマイケル・ジャクソンの性的虐待疑惑を扱ったドキュメンタリー『リービング・ネバーランド』を放映する。 ドキュメンタリーはSVTのストーミングサイトSVT Playでも日曜日から視聴可能と…

© Hiromi Blomberg 2023