swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

スウェーデン最大級の「動物の橋」

ヨーロッパの高速道路を走っていると、時々遭遇する動物のための橋「アニマル・ブリッジ」。スウェーデン語ではエコデュクト(Ekodukt)と呼ばれています。スウェーデン語の辞書によるとエコデュクトは1995年頃から使われはじめた言葉で、Ekoと管を表すラテ…

民主筋肉体操!

デンマーク発祥の民主筋肉体操で建設的な議論のできる力を鍛えよう! 紹介するのは、ジムで体の筋肉を鍛えるのと同様、体を動かしながら民主主義に必要な能力を鍛えることを狙った「デモクラシー・フィットネス」。 意見が異なる人が話しているときにアクテ…

今年のスウェーデンは蚊の当たり年

ハランズ・ヴェーデロー(Hallands Väderö ハランド地方のお天気島)という素朴な島に遊びに来ています。 ここはスウェーデンに引っ越してきた私が始めて大量の蚊と出会ったところ。今年も、気温が低く風も強いのに、少し森や茂みの方に入るとお腹をすかせた…

医者にならない医学部卒業生とその教育費の関係

画像ヴィスビーの城壁・Emelie Asplund/imagebank.sweden.se 日本でも医療の現場は本当に大変だと思いますが、転職を考えるお医者さんはまだ少ないのでは?スウェーデンではせっかく医学部を卒業したのに、他の職業へと転職を考える若いお医者さんが激増して…

抗生物質だけじゃない、ハロウミチーズを巡るちょっとした知識

昨日、オーガニック食品だからベストなチョイスであるというではない、という話を書きましたが、つい最近スウェーデンのWWF(世界自然保護基金)がハロウミチーズに注意するように訴えていましたのも同様の問題かと思います。 環境のために肉食をやめる人が…

オーガニック食品が伸びないトレンドの裏側

消費者のオーガニック食品への関心と購買がどんどん増え続けていたスウェーデンの、エコ食品トレンドに変化が起きています。 例えば、スウェーデンのスーパーマーケット市場で50%のシェアを持つICAでは、今年の第1四半期、オーガニック食品の売上が前年同時…

親に時間があると読み聞かせが減る不思議

子供が適切な読む習慣をつけることを目的に活動している非営利団体LegiLexiの最新の調査によると、毎日子供に読み聞かせを行っている0才から4才児の子供の親は57%に及ぶそうです。子供の年齢を9才までにあげても、約半数の親が毎日寝る前の読み聞かせをし…

外で働く

マルメ市とマルメ大学が、屋外で働くことが与える影響に関する共同研究プロジェクトを実施しています。屋外で働くといっても、工事現場や市の公園の手入れをしている職員の話ではなくて、それは例えば、マルメの市立図書館の職員や市役所のホワイトカラーの…

スウェーデンのパンの廃棄問題を解説します

ボロース大学とスウェーデン農科大学の研究レポートによると、スウェーデンでは毎日219トンのパンが廃棄されています。そしてこの廃棄量はパン製造会社と大手スーパーチェーンの契約を変更することで削減が可能、と調査を行った研究者たちは見ています。一体…

#svemester の夏

今週末あたりから、一挙に夏休み度数が上がってきたスウェーデン。 今日は、スウェーデン各地でも気温は34度まであがるそう。まだまだ気持ちのよい暑さだし、去年に比べると水不足の深刻さもありませんが、今年もやはり気候変動問題に思いを馳せることなしに…

自分を変えたグレタはまだ世界を変えていない swelog weekend

今月、日本の中学校に相当する義務教育を終えたグレタ・トゥーンベリさん。 学校ストライキやヨーロッパ各地への講演招聘、デモへの参加などで欠席が多かったにも関わらず、まずは自身も満足できる成績で学校を卒業しました。 この先、9月にはニューヨークで…

イケアがスウェーデンでも太陽光パネル販売へ

イケアがこの秋からスウェーデンでも太陽光パネルの販売をはじめます。 イケアは既にドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、ポーランドとスイスで太陽光パネルの販売を始めており、スウェーデンでも太陽光パネルの取付まで行う販売にあたってのパートナーを…

退屈の勧め

スケジュールが一杯詰まっていないと不安になるのは大人だけじゃなくて、最近は子供ですら次にやることが決まっていないと「つまんないー!(Tråkigt)」を連発しますよね。 夏休みに入った興奮から少しさめ「トローキ!」を連発するようになってきた子供た…

進みすぎる銀行のキャッシュレス化を政府が阻止へ

スウェーデン財務省の規定審議会は、700億クローナ以上の預金のある大手銀行に顧客への現金引き出しサービスへの提供を義務付けさせようとしています。 このまま銀行側の論理だけでキャッシュレス化が進むと、ATMも現金を扱う銀行も国土からなくなってしまう…

© Hiromi Blomberg 2023