swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

国境でのダブル・コントロール開始へ

現在デンマークからスウェーデン南部へ橋やフェリーを使って入国する際には国境検査が行われているが、この11月12日からは、スウェーデン側からデンマーク側に入国する際にも身元確認の実施が決定した。背景にあるのは、今年、デンマークで頻発したスウェー…

土壌分解される木でできたプラスティック

スウェーデン、スンスバル にあるミット大学の研究者たちは、木の繊維質であるセルロースを素材とし土壌で分解するプラスティック素材を開発した。 現在の石油ベースで自然環境のなかでいつまでも分解されないまま残ってしまうプラスティックに替わって使用…

うなぎ

「Ålevangeliet」 スウェーデンでは今年「うなぎ本」が売れに売れて、この本は既に世界30カ国以上に翻訳されることが決まっているが、昨日は別のうなぎの話題がニュースになっていた。 スウェーデンの西海岸ハランド地方の発電所では、現在、絶滅危険種とし…

ボルボにみる「成長と発展」の捉え方

今年の上半期、ボルボは34万台を売り上げてボルボ史上最高の売上を記録した。しかし、同時に750人の人員削減を決定した。販売台数が増え売上も増えても、競合との間での価格競争や新しい関税の適応などが利益を圧迫しコストを削減する必要がある。 会社の「…

スウェーデン語の通じない介護士たち

ストックホルムの介護施設が介護士たちのスウェーデン語の習得度を上げることに力をいれた結果、職場環境、ひいては入居者の満足度にポジティブな影響がでたことがニュースで取り上げられていた。 スウェーデンでも介護士は不足気味で、雇用する側も言葉の問…

デジタル免許証と身分証明証の未来

ノルウェーやフィンランドでは運転免許証がスマホのアプリになった。この10月から、ノルウェーの220万人の免許証保持者は、国内で運転している時にはこれまでのプラスティックのカードの免許証を携帯しなくてもデジタル免許証があればOKとなる。 デジタル免…

旅行手段は環境フットプリントで選ぶ時代へ

スウェーデン政府は、私たちが長距離旅行の手段を選ぶ際、飛行機、電車、バスの気候問題に対する影響を考えて購入できる手段を提供したいと考えている。 具体的には、チケットを購入する際に値段と一緒に気候への影響を数値で表示することを各交通機関に義務…

朝のニュースが解説する女性のオナニーとバイブレーターの使い方

「え、今、オナニーって言った?、新型バイブレーターって言った?」 昨日の朝、作っていた朝食から目を離して慌ててテレビの画面を見れば、時計はまだ6時52分。「こんな時間にオナニーのニュースですか? やるなぁー」と思う私。 つい先程まで、このスウェ…

退屈していた退職者ヤンネさん、学校じいじになる

ヨーテボリに住む79歳にあるヤンネさんは2年前から小学一年生のクラスを「学校じいじ」として手伝っている。毎朝クラスに向かい1人しかいない担任の先生の目の届かないところを手伝っている。 ちょっとサンタクロースのようなお髭のヤンネさんは、子どもた…

風力発電ブームで電気の使い方が変わる

スウェーデンで風力発電所の建設ブームがおきている。 これから2022年までの4年間で、現在スウェーデン全体の発電量の12%を占めている風力発電の割合は25%まで伸びる予定だ。スウェーデンでは来年にかけてリングハルス原子力発電所の2基が操業を止めるこ…

弁護士は女性だけ? 職業の男女比が変わる

スウェーデンではもう25年も前から高等教育の進学者は女性の方が多い状況だ。この秋、勉学を開始した35万人の男女比率も38%・62%となっている。 さらに現在はこれまでは男性比率が高かった学部で女性のドミナンスが目立つ。今、各大学の法学部は最難関学部…

スウェーデンのぶどうの豊作で肌身に感じる気候危機

昨日、もうソロソロ季節も終わったと思っていたうちの菜園に行くと、まったく注意を払っていたなかったぶどうが驚くほど実っていた。 ちょっと嬉しいような、でも「あれ! 気候危機の影響がここまで? それはちょっと恐い!」と思ったり、「いや考えすぎでは…

本も量り売り・1キロあたり59クローナで

スウェーデンで売れ残った賞味期限を過ぎた量り売りのお菓子が、密輸されデンマークで売られているというニュース。 スウェーデンから密輸された量り売りのお菓子が、コペンハーゲンのど真ん中で販売されている 少し前にもみた覚えがあるのだけれど、今朝も…

「牛乳なんてやめろ!」広告戦争とその未来 swelog weekend

スウェーデン発のオート麦ミルクは牛乳を駆逐(したい) オートリー(Oatly)はスウェーデン発のオート麦を原料とする人気の植物性ミルクのブランドだ。酪農と肉牛の環境への負荷が議論になっている今、オートミルクの人気はスウェーデンだけでなくアメリカ…

© Hiromi Blomberg 2023