swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

アーティストの死後アルバムとネットで見つけるキャリア

今日は、ちょっと日曜日らしく自分の好きな音楽の話題を。 スウェーデンに引っ越してきてよかったことのひとつに、日本には来日しないような渋め系のミュージシャンのコンサートへ行く機会を得たことがある。 私の好きなヴァン・モリソンはコペンハーゲンと…

個人情報と社会の透明性の微妙な関係

「個人情報に関わることなので、政府主催の花見の会への招待客情報は削除した」そんなあきれた政府の物言いが、透明性を重んじてきたスウェーデンでも近い将来現実のものになる? まさかそんなことはないとは思うが、スウェーデンでも昨年EUで導入されたGDPR…

キャッシュレス時代のマネーロンダリング

お金の流れがデジタルになると、すべてのトランザクションには足跡がついてしまうが、悪いことに知恵のまわる人も後を絶たず、今若者を巻き込んだ送金アプリを使ったマネーロンダリングが急増している。 スウェーデンで圧倒的に支持されていて、2019年8月時…

王室と児童ポルノとAIと

ここちよくのんびりとした北欧の暮らしに浸っていると、この世の悪はどこにいった? という錯覚に陥りそうになるが、スウェーデンももちろんその闇は深い。 人身売買に強制売春、そして児童ポルノ。そんなひどい状況は表面には見えてこないけれど、スウェー…

デジタル・ミニマリストなクリスマスプレゼント

この時期に発表される「今年のクリスマスプレゼント」。時代の空気を映し出すトレンドが選ばれ、スウェーデン各地、各職場のフィーカ(お茶の時間)で話題になる。 そして今年を象徴するクリスマスプレゼントとして選ばれたのが「スマホ隔離ボックス」。今年…

ジーンズの未来・オーガニックデニム Nudie

今日は自分の好きなブランドについての話題なので、ちょっと嬉しい。 スウェーデンのヨーテボリでオーガニックデニムを使ったジーンズメーカーNudie Jeans (ヌーディー・ジーンズ)が創業したのは今から18年前の2001年。 (この記事でもヌーディーに触れて…

「人体」はどこから来たか

スウェーデンのウップサラで「人体の不思議展」が開催されていると知って驚いた。20年以上前に大阪でも開催されていた「人体の不思議展」には私も行ったが、その後、展示されている解剖死体の出所元に関わる問題が指摘され、各地で展示を取りやめたものも多…

魚プラスティック・MarinaTex

イギリスの23歳の研究者の話だが、スウェーデンのニュースで取り上げられており、おもしろいのでこのブログでも紹介します。 革新的な掃除機や扇風機で有名なダイソン。その創業者の名前を冠し彼自身が賞の最終審査員となり、次世代のデザインエンジニアを称…

スーパーマーケットが脱プラしてみたら! swelog weekend

(今日noteに掲載した記事と同じ内容です) 「脱プラ、ノープラ、プラなし」。プラスティックごみ問題の深刻化に伴い、プラスティックをなるべく減らした暮らしを実践する人も少しずつ増えてきた今日この頃。スウェーデンではスーパーがプラスティックを使っ…

クリスマス倒産するのはどのチェーン店か?

スウェーデンでは「クリスマス商戦」の小売店の売上は、なんと今でも毎年伸び続けているそうだが、これは人口増とインフラによるところが大きい。(日本と全然違う!) しかし、従来お店はクリスマス時期の売上で、他の時期のマイナスの影響をカバーして年間…

ライブ配信が苦境を救う

インスタグラムなどのライブ配信見てますか? スマホやパソコンに関わる時間そのものを減らそうというデジミニ生活(『デジタル・ミニマリスト』を参照ください)を送っている私にはまったく縁のないものだが、「今」を共有しているその魅力にはまる人がいる…

「糖尿病犬」

「糖尿病犬(Diabeteshund)」とニュースで見て、日本語でも検索してみたら、日本では「犬が糖尿病になる」のが問題になっているようだった! この展開は予想していなかったけど……。 さて、ともかく、スウェーデンの「糖尿病犬」は、糖尿病患者である飼い主…

ネット販売が増えすぎてトラック運転手が足りない

気候危機問題に敏感に反応して飛行機の利用を控えてみたりスーパーや衣料品店でショップ袋の利用をマイマイバックへと替えたりするスウェーデン人も、まだEコマースの利用を減らそうという考えへは移行していないようだ。 本や日用雑貨、コスメタリーや化粧…

アカデミーのスキャンダルと新作オペラ

オペラの新作にはどのような題材が選ばれるであろうか。 このあたりの話にはまったく疎いが、ノーベル賞文学賞の選考機関であるスウェーデン・アカデミーの一連のスキャンダルが新作オペラの題材になるというのは、やはりちょっとめずらしいのではないだろう…

© Hiromi Blomberg 2023