swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

エリートスポーツ選手の性的適合

21歳のノエル・フィレン-ハマルストロームさんは元々女子バスケットボール選手として活躍していたが、悩んだ末性別適合手術を受け、その際にホルモン治療を続けたことから選手として活動できなくなった。 その後2年を経て治療も終わり、また法的な性別登録…

新税でスーパーから消えるビニール袋

野菜や果物を量り売りで買うことの多いスウェーデンでは、その際に薄いビニールの袋にモノをいれて計量し持ち帰ることが多い。このビニール袋一枚に付き30オーレ(約4円)課税されることが昨日の国会で決議された。直接課税されるのはこの袋の製造業者や輸入…

取り壊し住宅の部品再利用

夫が入っている建築家組合の会員向け雑誌の最新号で日本の空き家問題が取り上げられていた。北海道の夕張の写真とともに紹介されていたのは、空き家に残された家具や家電製品から出続ける有害物質やプラスティックなどの問題。 記事によると、現在850万軒ほ…

キャッシュレス時代の子どものスマホを狙う強盗

子どものスマホを狙った強盗が増えている。 ルンドの市立公園で3人でポケモンGOで遊んでいた10歳の男の子の一人が、マスクで顔を隠した若者にスマホを盗られ、テレビの取材に応じていた。スウェーデン国家犯罪防止委員会Brå(Brottsförebyggande)の調べで…

今年もやります! スローテレビ

今年もあのエキサイティングな(!)スローテレビが帰ってくる! スウェーデン公共テレビSVTとしては昨年初めての取り組みで、ヘラジカの春の移動の様子を450時間にわたり生中継で放映したスローテレビ。 昨年の大成功を受けて、今年も4月15日から5月3日まで…

「グルーミング」に対抗する知識をゲームで教える

(画像・「Parkgömmet」) 子供を性的に搾取することを目的として巧妙に取り入る手法を「グルーミング」と呼ぶそうだが(毛づくろいをするような優しさで子供に近づいていくらしい)、子どもたちがネット上で過ごす時間が増えるにつれ、その被害にあう子供も…

スウェーデン映画の行方

画像・『Charter』より 昨夜のオープニング・セレモニーで始まったヨーテボリ・フィルムフェステバル。今年も会期中に80ヶ国から集まった約400本の映画が上映され、北欧各国からノミネートされた新作の中から北欧映画大賞(ドラゴン・アワード)が決まる。 …

学校と自宅学習

オーランド(Åland)はスウェーデンとフィンランドの間のバルト海に位置する群島で、話されているのはスウェーデン語だが、政治的にはフィンランドの自治領だ。 そのオーランドへ、ある目的でスウェーデンから引っ越す人たちが近年目立っている。それは、子…

最北のバッテリー工場の人材探し

スウェーデン北部の町、シェレフテオのバッテリー企業、Northvolt(ノースボルト)。今後予定ではNorthvoltだけで2500人の規模になり、周辺産業を加えると全体で1万人近くの人を雇用する必要があるとみられている。 さて、この北の地方にどのように人材を集…

ネットフリックス詐欺メール

目下、ネットフリックスからのメールに見せかけた詐欺メールが出回っている。 とても巧妙によく作られたこの詐欺メールは、支払い方法に関する情報をアップデートを依頼し、カード番号を入力するためのサイトに誘導してあなたのクレジットカード番号を盗み取…

気候危機のために旅行先の変更を考慮する人が8割

ヨーテボリ大学のツーリズム研究所が行った最新の調査研究によると、スウェーデン人の多くは気候危機に対応するために、休暇先とそこへ向かう移動手段を変更する準備があるそうだ。 調査対象者の80%が、太陽と暖かさを求めて遠くの国(例えばタイは長らくス…

今年も明るい!

昨日の夕方5時近く。気がつけば外がまだ薄明るい。 なんの話? とピンとこない人もいると思うが、この北の国に住んでいると、冬至を過ぎて最初に感じる「日が長くなった兆し」ほど、嬉しいものはない。 季節の習慣に遅れること一週間、わたしは昨日やっとク…

「いいところのないマイナス金利」にまた戻る?

つい先日解消されたマイナス金利だが、木曜日の財務大臣からの今後の暗い経済見通しを受けて、またマイナス金利に戻る話が浮上してきた。 この会見では今年のスウェーデンのBNPの伸びは1.1%、失業率は7%まで上昇するだろうと予測が発表された。財務大臣は…

個人や私企業が監視カメラでできること

木曜日に、ダニエル・クレイグがノリノリで主役をはっている最高に楽しい映画『ナイブス・アウト』を観にいったら、映画の中で監視カメラが印象的な使われ方ででてきた。 昨夜、大きなうちで一人で住んでいる義母宅で一緒にとった夕食の席では、最近増えてい…

© Hiromi Blomberg 2023