swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

スウェーデン人の行動はどう変わったかと、今夜もやってくる変な夢

「スウェーデン人は普段通りの生活を続けているというのは、作られた神話にすぎません。(中略)多くの人は外出を自粛して、移動を減らしています。経済は縮小しているし、この先失業者の数は劇的に増加すると見られています。スウェーデンは完全封鎖こそ行…

コロナの時代のオンラインカジノとアダルト業界

世界中で多くの人が家に留まる生活を送っているので、オンラインゲーム業界が活況を表していることは想像に難くないが、スウェーデンではオンラインカジノとアダルトグッズも売上を伸ばしている。 オンラインカジノのあの手この手に、様々な規制を出すことで…

パンデミックに107歳ブロガーは何を思う

このブログでもいつもたくさんの人が読んでくれている107歳の現役ブロガー、ダグニー・カールソンの記事。 106歳ブロガー・ダグニーの今 - swelog 今日のスウェーデンのニュース 5月8日に108歳になるダグニーは、この不安な毎日をどう過ごしているのだろう?…

コロナが暴く「ニュー・パブリック・マネジメント」の危うさ

「(コロナの時代の)今、より明確になってきたのがニュー・パブリック・マネジメント(NPM・New Public Management)やジャスト・イン・タイムといった利益追求型の組織体制は、医療や福祉の場では提供側にも享受側にも機能しないという点だ」。 先日の日曜…

スウェーデンの外の激しい論争と、中の静かな緊張

ヨーロッパ各国が都市封鎖制限をゆっくり緩めはじめ、アメリカではロックダウン解除推進派と反対派の激しい意見の衝突が起こっているせいだろう、昨日はスウェーデンのコロナ対策をどう評価するかに関するニュースやSNSでの投稿を多くみかけた。 ツイッター…

デンマークとノルウェーを待つ長い道のり

これまで厳しい社会隔離規制をとってきたヨーロッパ各国でソロリソロリと社会の正常化の試みが始まっている。昨日の夜のニュース番組『Agenda』では、デンマークとノルウェーの公衆衛生庁の責任者とカメラをつなげて、これからの自国の課題やこれまでスウェ…

遠くて近い、コロナの中の親密な時間

スウェーデンでは今朝(というか真夜中?)2時からの放送となった『One World: Together at home』。 レディー・ガガの呼びかけで、WHO(世界保健機関)とGlobal Citizenが世界中のコロナ最前線で働く医療従事者を称える目的で実施されたこのヴァーチャルコ…

コロナの「高リスクグループ」という考え方

スウェーデンのコロナ対策では「高リスクグループ」という考え方が早くから繰り返し強調されてきた。 コロナについてはわかっていないことも多いが、感染しても無症状や軽症状の人が多いように、感染すると症状が悪化して重篤な状態に陥りやすいリスクの高い…

コロナの時代の政府への信頼・北欧編と、どこまでもすごいフィンランド

スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、そしてフィンランド。コロナの危機の真っ最中の今、この北欧の4ヶ国では政府への信頼が高まっている。 他の三国とも(どころか世界のほとんどの国とは、といったほうがよさそうだが)異なる方針をとっているスウェー…

増える学ぶ人

大学などの高等教育機関へのこの秋からの秋年度へ登録申込者数が、昨年比で13%増加した。スウェーデンでは年に2回高等教育機関への入学・受講申し込みができるが、今回はこれまで最高だった2014年の39万人と比べても約4%増となり、合計で41万人に迫る勢い…

「無能な公衆衛生庁!」 アンデシュ・テグネルへの激しい批判 

22名もの大学教授や医師が名を連ねて「無能な公衆衛生庁に耳をかたむけることはやめて、一刻もはやく政治家は感染拡大阻止のため思い切った措置をとるべき」との署名投稿がスウェーデンを代表する新聞ダーゲンス・ニュヘテルに昨日掲載されたと聞けば、心配…

コロナの時代の柔軟性と想像力

これまでもコロナの影響で失業した航空会社の客室業務員が福祉の現場で働きはじめたり、レストランで働いていた人がEコマースで職をえたりといった話を取り上げたが、今日の話題は移民庁の職員の話だ。 多くの国境が閉ざされている今、スウェーデンの移民庁…

少しだけの明るいコロナニュース(でも気は抜いちゃだめ!)

これまでも何度も「医療がちゃんとまわるか?」「集中治療用のベットが足りるか?」がコロナ対策の鍵を握ると聞いていたが、昨日はこのあたりが目下どうなっているのかに関する少しだけ明るいニュースを聞くことができた。 現時点で、集中治療室で手当を受け…

コロナの今、スウェーデンで暮らして思うこと swelog weekend

今日は noteでこれまでのコロナ関連のブログ記事を振り返ってみようと思いたち、さっきまでその内容をまとめていました。まとめてみると、この激動の世界で自分がどう変化と落ち合いをつけてなんとかやっていこうとしているのかを振り返るよい機会になりまし…

© Hiromi Blomberg 2023