swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

ワクチンの順番

70歳以上の高齢者、重篤になる可能性の高い糖尿病などの既往症のある人、そして医療機関で特に新型コロナウイルス対応に従事している人たち。さらに高齢者介護施設など高齢者向け各種サービスで働く人。 昨日、公衆衛生庁がコメントしたのは来年に予定されて…

マスク

アメリカのトランプ大統領まで前言を翻してマスクをつけはじめ、マスクをめぐる見解でスウェーデンの独自性が際立ってきた。現在マスクの着用を義務化もしくは推奨している国は#masks4allによると130カ国に及び、欧州疫病予防センターECDCも電車におけるマス…

コロナ予測

EUのコロナ復興基金はどうなる? スウェーデンは貧乏くじ? とか思いつつも2,3日ニュース番組からご無沙汰していたら、その間に公衆衛生庁のアンデシュ・テグネルが3週間の夏休みから戻ってきていた。 さっそく昨日の記者会見に出たデグネルが発表したの…

移民の文化と言葉とコロナ

自分の親族、知人たちの間から33人を新型コロナ肺炎で亡くしたというヌリ・キノさんの話が、今朝のニュースで取り上げられていた。 キノさんは今回感染が多く広がったストックホルム郊外のソーデルテリエに暮らす。新型コロナがスウェーデンを襲った当初、政…

コロナで人気のブレーキンゲ

ブレーキンゲ(Blekinge)とはスウェーデン南東の、長い海岸線を持つ地方の名。 夏のデスティネーションとして、通常の年であればキャンピングカーでやってくるドイツ人たちに人気があるが、今年はコロナの影響でスペインやギリシャといったリゾート地へ行く…

旅行にもいけない若者は医療を目指す

今年ぐんと増えた大学への出願。その中でも目立ったのが看護師や医師など、医療従事者養成コースへの出願だ。出願者の中で今年高校を卒業したばかりの人たちの出願傾向をみれば、看護師へのコースは前年比で28%、医学部への出願は26%増えている。 コロナで…

「金に魂を売ったOatly」論争の残念なところ

スウェーデンのオートミルクの人気ブランド、オートリー(Oatly)が、アメリカのリスクキャピタル大手のBlackstoneが中心となった投資ラウンドで2億ドルを調達したことが、ウォール・ストリート・ジャーナルの報道で今週の水曜日に明るみになった。 Blackst…

医療的自殺幇助を法に問うスウェーデンの医師。年老いた自分の使い方

「私の行いは法に反することなのかどうか、裁判で法に問いたい」 こう語るのは77歳の医師、ステファン・ベリストロームさん。 ベリストローム医師が行ったのは、自ら死を望んでいた難病ALSの男性患者に、致死量の睡眠薬を手配したこと。この男性は7月頭にス…

コロナの中でお酒を飲まなかった私たち?

2020年の上半期、スウェーデンの国営酒屋であるシステムボラーゲットの売上は金額ベースで前年比13%増えた。しかし、システムボラーゲットが実施した消費者対象の調査によると、みんなの酒の消費量は増えていない。 この調査では10人のうち7人が酒の消費量…

アノニマウスがルンドに

昨日見たバンクシーの動画、凄すぎてびっくりしたけど(ロンドン地下鉄はこの車両をこの後どうするのだろう?)私はルンドにやってきたもっとのんびりしたアノニマウスの作品を見に行ってきた。 (アノニマウスとは? はこちらの記事で。 道端に「ネズミ御用…

やってきた狼はなにかの予兆?

スウェーデン南西部ハランド地方、ハムスダッド周辺で「狼を見た」という報告が増えている。 犬を連れて散歩していたリセロッテさんは間近で狼をみたことを「神々しいまでの体験」と話しており、狼は50メートルほど離れた地点で立ち止まり彼女と彼女の息子が…

コロナでサッカーの試合がないと?(桶屋はもうからないけど…)

サッカーの試合や夏の大きな音楽イベントがコロナの影響で中止になったり無観客になると、犯罪事件の捜査がすすむ。人気のサッカーの試合では100名以上の警官が警備にあたることも多いが、そんな人的リソースを事件の捜査にあてている現状がその理由の背後に…

スウェーデンでお酢がどんどん売れるわけ

スウェーデンではコロナの影響で家でお寿司を作る人が増え、3月のお酢の売上は前年比で4割増し……、というわけではなくて、お酢の売上が伸びている理由はおそらく別のところにある。 今この国でお酢や重曹の売上が伸びている背後にあるのはおそらく、今スウ…

増えた自転車利用はぜひHövdingで!

少し前に、ヨーロッパの大都市では車道の一部を自転車専用レーンにしたり、フランスでは国から自転車利用に関する補助金がでるなどの動きがあってパリの街でも自転車が目立つようになったというニュースをみた。 そうだよね、混んだ地下鉄とかできることなら…

© Hiromi Blomberg 2023