swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

スウェーデンの環境問題と私のエコバッグ

スウェーデン政府はこの秋、今後の世界の資本主義の流れを変えるかもしれない大きな選択を目前にしている。その選択とは、これまでの経済至上主義の流れに留まりそのさらなる効率化を選ぶか、それとも気候危機へ対応を第一に考え、ひいてはパリ協定を遵守す…

そしてどうなった? 大学での感染拡大調査

ウメオ大学で新学年スタートに合わせて実施されたキャンパスでの感染拡大状況を把握するための2万人を対象とした壮大な調査(実験?)。この度、感染拡大はほとんど見られなかったという結果がまとまった。 (どんな調査だったかはこちらをどうぞ) 大学生…

『老人と冬』

3月から半年近くに渡って実施されていた高齢者向け住宅への面会禁止が解かれることになった。長らく自分の伴侶にも会うことができなかった人たちは、今週公衆衛生庁から出たこの方針の変更を歓迎している。 スウェーデンで残念なことに多くの新型コロナウイ…

24%のリモートワークの13%

SVTの報道によるとコロナ禍の今、スウェーデンでリモートで働いている人は24%。ストックホルムだけに限るとその割合は40%だ。そして、アメリカで行われた調査によるとリモートワークを行った場合、生産性は13%向上するという。 これ以外の詳しい情報はで…

火事と銃撃

2020年9月15日。なんでもないいつもの火曜日(とはいってもコロナ禍だけど)の朝のスウェーデン公共放送のニュースサイトに並ぶのは、頭からこんな感じのニュースたちだ。 世界の有数の湿地が燃えている「理解しかねるほど多くの火事が」 ドイツでサッカー選…

ルンドの「自転車・イン」PCR検査

この5月くらいだっただろうか? 隣国デンマークで始まった「ドライブ・イン」のPCR検査のニュースを見た時は、スウェーデンではなかなか進まない検査の浸透状況と、かなり差があるなぁと思ったものだった。 それが今では、スウェーデン南部のスコーネ地方だ…

コロナで加速する国産肉指向

近年、顕著になってきていたスウェーデンで国産肉を好む傾向が、コロナ禍で一層はっきりしてきた。今年上半期で牛肉の輸入は14.8%減少したことが、この度、農産庁がまとめた統計で明らかになった。 スウェーデンでは肉の消費は全体では減り続けているが、そ…

スウェーデン議会の論点とコミュニケーション・デザイン

新学年が秋から始まるスウェーデンでは、リクスダーグと呼ばれる国会の会期も9月から始まる 。9月8日から始まったこの2020/2021年の会期で、国民が今一番関心を寄せる政治的課題は①医療、②法と秩序に③移民問題と続く(2020年9月第一週、Novus調べ)。 6月に…

音でわかるコロナとストックホルム

今年の春先、3月半ばからスウェーデンにおいてもすっかり変わってしまった私たちの行動様式とは裏腹に、国からのロックダウン要請などがなかったことから「好き勝手にやっている」との誤解に基づくレッテルを他国から貼られてしまったスウェーデン。 そんな…

コロナで官僚が人気の職業に

スウェーデン人材派遣大手のAkademic Workが毎年、学生と働きはじめたばかりの大卒者にアンケートをとって発表している「人気の職業」。今年も6000名を対象として実施された。 上位を占めたのはここ数年の傾向と変わらずGoogle、Apple、Spotifyと行ったIT企…

ここまで変わったスウェーデンでの新型コロナ感染状況

今も毎週火曜日と木曜日に行われている新型コロナウイルス対策関連省庁合同記者会見。私はすっかりみなくなってしまったが、昨日もしっかり開催された。 昨日の会見で、公衆衛生庁のカールソン長官がコメントしたのは「スウェーデンでの新型コロナウイルス感…

長い夏休み+コロナ=別れの季節

長い夏休みのあとは、毎年やってくるのが離婚の季節。スウェーデンではカップルが分かれる時期に季節的な変動があり夏休み明けのこの時期に多いのは、こちらでも書いた通り。 夏の終わりの離婚の季節 - swelog 今日のスウェーデンのニュース 今年はパンデミ…

かっこいい人は自分のSNS画像にご注意を

もしもあなたがかっこいい人で、フェイスブックやインスタグラムで自分のセルフィーを頻繁にアップしているのであれば、まったく預かり知らぬところで自分の写真がネット上のロマンス詐欺に使われているかも? マーティン・メリーンはスウェーデンのテレビで…

変わる、獣医を取り巻く環境

近年スウェーデンで獣医の数は増えているにも関わらず、ペットを診察してもらえる予約を取ることができない人が増えている。 以前と比べると動物の診察用のレントゲンや検査器具なども充実してきており、それと比例するかのように犬や猫などペットの診察で獣…

© Hiromi Blomberg 2023