swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

キャッシュレスでニセ札を見分ける知識と能力をなくす

昨日、久しぶりにスーパーで大きなカートを借りようとして、コインを持っていないことに気づく。大きなカートはカート置き場に繋がれている鍵を10クローナや5クローナのコインで開けて使い、またもとの場所に戻すとコインが帰ってくるという仕組みだ。 コイ…

警察の個人情報開示要求に答えるグーグル、フェイスブック

スウェーデン警察が事件の解明に必要とする容疑者のIPアドレスなどの個人情報開示要求に、グーグルやフェイスブックが対応することがグンと増えている。ダーゲンス・ニュヘテルが独自取材の結果を発表している。 ダーゲンス・ニュヘテルの記事によると、これ…

スウェーデンの学術の危機問題

ブログを始める前は、スウェーデンと日本ではニュースになるような問題はちょっと異なっているのではないか、となんとなく考えていた。今、2年半以上毎日ニュースを取り上げてきて、問題の表層となって出てくるものは異なるとは言え、その本質はあまり変わり…

スウェーデンの陰謀論と新聞社チャットの正々堂々

「スウェーデン政府は嘘をついている。政府は意図的に新型コロナウイルスを撒き散らし、結果現在までに1万2千人の死者が出ている」「アンデシュ・テグネルは(犯罪者として)裁判にかけられるべきだ」。そんな陰謀論が駆け巡り、また陰謀論で世論を操作しよ…

掃除機で原子力発電論争、再燃!

土曜日に取り上げた「電力が足りなくなる寒い日は掃除機をかけないで」の話を発端として、スウェーデンで再び原子力発電に関する論争が沸き起こっている。 寒い日には電気を使うな - swelog 保守政党の穏健党、キリスト教民主党は、電力が足りないのなら国民…

DON'T GO TO TRAVEL

来週から地域別に順次始まるスポーツ休暇、さらにはイースターの休暇時期を見据えて、スウェーデン政府は公共交通機関を使った長距離移動を制限する考えを示した。 具体的には、150キロメートルを超える電車やバスなどを使った移動が対象で、その場合乗客数…

コロナで髪が抜ける?

新型コロナにかかった後、髪の毛がごっそり抜けて皮膚科を訪れる人が増えている、という記事の見出しを読んでびっくりしたが、これはコロナに関わらず他の感染症でも起こり得ることだそうだ。 心理的また身体的なものに関わらず、体が激しいストレスにさらさ…

コロナ第3波の可能性を下水から推測する

スウェーデンでのコロナの第2波は現在ピークを過ぎたように見えているが、私たちがちゃんと行動しないとすぐに第3波がやってくる可能性がある。と、先週の記者会見で公衆衛生庁のアンデシュ・テグネルが話していた。ワクチン接種は始まったものの、それに…

EUが検討するアルコールへの警告表示義務付け

アルコールの健康への影響の警告表示義務付けの検討が、EUで本格化してきた。 目下欧州委員会で検討されている広範囲にわたるがん対策の一つとして、この警告ラベルの義務付けが提案されている。方向性としてはタバコについている警告ラベルと同じだ。 この…

寒い日には電気を使うな

ここのところとても冷えていて、今、土曜の朝6時のルンドの気温はマイナス10度。でも天気がよくて風もなく、気持ちのいい日が続いてる。しかし、ここまで寒いと電気料金が大変なことになる。 通常1メガワットあたり30ユーロの電気料金は、昨日の朝のピーク時…

グレタの切手とインドで燃やされる彼女の写真

昨日久しぶりに出向いた郵便窓口で、グレタ・トゥーンベリがモチーフになった切手をやっと買って喜んでいたら、今朝一番に彼女の大きな顔写真がインドで燃やされている嫌なニュース写真が目に飛び込んできた。 記事によると、ニューデリーでグレタの大きな顔…

デンマークのコロナパスポート

ここ数十年増える一方だったEコマースの売り上げが2020年は初めて減少に転じた、という記事をみて、え、逆じゃないのと思ったのだが、Eコマース全体で見ると飛行機のチケットやホテルの予約など旅行関係のものも含むので、全体としては減少ということになる…

コロナの中、絶好調の新聞ジャーナリズム

スウェーデン最大手の新聞ダーゲンス・ニュヘテルが好調だ。2020年のダーゲンス・ニュヘテルはその長い歴史の中でも記録的な2億200万クローナ(約25億円)の利益を計上した。2019年は利益額は1億1700万クローナ(約14億7000万円)だったので、およそ倍増に…

変化したスウェーデンでのコロナワクチン接種への人々の態度

少し前に「デンマークの公衆衛生庁では、対象者の90%がワクチン接種に同意するものとみている」というニュースに驚いたが(ワクチンを巡るニュースあれこれ。王様でも順番抜かしは許さない - swelog )、スウェーデンの最新の世論調査でも82%の人がワクチ…

© Hiromi Blomberg 2023