swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

勝手に殺さないで

「ご遺族の方へ・彼女が亡くなられた後も続けて年金を払いすぎてしまったので、返金してください」。そんな手紙を年金庁から受け取ったグッドルンさんは驚いた。だって自分はまだ生きているから。 ソレフテオに住むグッドルン・ヴェストマンさんはシステム上…

できたよ、これでルーン石碑探しが簡単に

別に知ってても知らなくてもどうでもいいようなことを、あーだ、こーだと書きたいなと思いつつも、毎日事件のようなことが起こるので、そちらを優先していたらいつまで経っても書くことのできないことがある。 それは例えば、新しく公開されたルーン石碑の地…

「第三波をTsunamiにしないために」

と、昨日夜のニュース番組で発言したのは野党・中央党党首のアニー・ローヴ。 クリスマス前後からのコロナの第二波が収まりきらないうちに再度感染拡大の兆しをみせている今の状況をコントロールするために、2、3週間をめどにショッピングセンターやレストラ…

ストックホルムの無責任なデモで思い出す、ルンドの「パルメの人」

パンデミック法により、目下スウェーデンでは8名以上で集まることは禁止されているのに、昨日の土曜日の午後14時ごろから、ストックホルム中心部で一時300名から500名ともされる人が集まるデモがあった。しかし集まった人たちが持ったプラカードに書かれたこ…

気候温暖化で緊迫する北極の軍事地図

気候変動により急激に氷が溶けていく北極圏。厚く覆われれていた氷がなくなることで新しい水路ができ、これまではアクセスできなかった天然資源に世界の大国の関心が固まる。 スウェーデンはこれまでにないレベルの予算で北の最前線の防衛力を強化し、またこ…

500万歩の旅

なるだけ公共交通機関は使いたくないし、日中は家で仕事して、ランニングと散歩といつものスーパーに行くときぐらいしか外にでない生活を送っていると、行動範囲がとても狭い。 家の場所はかわらないので(当たり前だな)、いつもの道をいつものようにぐるぐ…

実感する不動産バブル

昨日はちょっと普通じゃないことが2つ起こったのでそれについて書きます。 ひとつ目は、夜8時から自然動物番組を地上波でみていたら、突然番組が中断され殺人未遂からテロに指定が変更されたヴェートランダ(Vetlanda)の痛ましい事件についての警察の記者…

スウェーデンの公共放送とClubhouseの付き合い方

スウェーデンの公共放送SVTとスウェーデン・ラジオ(SR)は、Clubhouseの使用を禁じてはいないが、このスウェーデンでも人気の高まっているアプリの使用に際して最新の注意を払うように職員に命じた。 招待制のClubhouseは、人を招待する際にユーザーのスマ…

こんなにあるスポティファイがポッドキャストで儲かる理由

「スポティファイはポッドキャストで高収益化の道を見つけたようだ」というこの記事では、スポティファイは音楽よりも利益率のいいポッドキャストに投資をすることで、高収益への道を探り当てたようだと書かれている。 今スポティファイのポッドキャスト部門…

フードコート個食規制

IKEAと言えば、家族みんなで行って思いっきり好きなものを食べてもお財布に優しい人気のレストラン。そんなレストランでの食事も、今日からはひとりぼっちで食べることになる。 本日3月1日から始まるのは、IKEAのレストランやショッピングセンターといった独…

決まりきった(つまらない)日常が救う、コロナの中のメンタルヘルス

コロナ禍で人々の精神状態がどう変わったかについて、世界で行われた10程度の異なる研究結果をスウェーデンの公衆衛生庁がまとめてレポートとして発表している。 Covid-19-pandemin och befolkningens psykiska hälsa – vad indikerar longitudinella studie…

コロナと2020年のスウェーデン経済

急速に広がったコロナ禍の不安の只中で「第二次世界大戦時以来の経済危機となる」との見方が優勢であったのが、昨年4月。当時、スウェーデンではGDPはマイナス10%程度の成長率となるのではと多くの経済評論家が考えていたが、実際に2020 年の統計結果がま…

はびこっても取り締まれない麻薬郵便

ドイツとベルギーの港でオランダへ運ばれるはずだったコカイン23トンが当局に押収されたというニュースにも驚いたが(23トン!)、スウェーデンの郵便局Postnordが、毎日大量の麻薬を普通便で配達していることを自らも知りながらも取り締まれないというニュ…

良く出来すぎたデジタル個人認証システムBank-IDの弱点

この火曜日の夜8時前後の約30分間に渡り、スウェーデンでみんなが使うデジタル個人認証アプリBank-IDでシステム障害が起こった。 Bank−IDは人口が1000万人強のスウェーデンで約800万人が使用するパソコンやスマホで使う個人認証アプリだ。スウェーデン政府が…

© Hiromi Blomberg 2023