swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

スウェーデンのスパコンと幸せな研究者とヴァレンベリ財団

久しぶりにめちゃくちゃ嬉しそうな人を見た。それは、ずっと欲しかったおもちゃを買ってもらった子どもではなく、スーパー・コンピューターを手に入れた研究者。 スウェーデンのリンショーピング大学で、新しくみんなの前にお目見えしたのは、この瞬間スウェ…

増える子どもと若者のコロナ感染

イギリスからの変異種が新規のコロナ感染者の過半数を占めるようになったスウェーデンで、子どもや若者の間への感染が増えている。広がる感染にリモート学習に移行した小学校低学年のクラスもあるが、小さな子どもたちへのリモート学習は難しいと、SVTの取材…

コーヒーでよく眠る

春眠、暁を覚えず? 春眠でなくても、昨年の国民健康調査で睡眠が足りていないと回答したスウェーデン人は42%にのぼる。眠りが足りないと不安やストレスへの耐性も弱くなる。来週の日曜日からはまた夏時間になるし、ここはひとつ眠りを見直したいところだ。…

女性に顕著なコロナ禍の運動不足

コロナの第二波の真っ只中だった昨年12月中旬に行われた調査では、スウェーデンではパンデミックで人々の運動量は減っており、それは特に女性において顕著だということがわかった。 メーラールダーレン大学が実施したのは、1000人を対象にした運動量に関する…

コロナ禍の医療従事者を称えるボーナスに激しい地方差

大変な仕事をやり遂げた時は、それをみてくれていた人からありがとうと言われるととても嬉しいものだが、もう一年以上も緊迫したコロナ禍の中働き続ける医療従事者は、その仕事に見合うお礼を報酬の形でも得ることができているのだろうか? スウェーデンで、…

バルト海の窒息状況は止まらず、ヘラジカは飢える

世界最大の「死の海域」、バルト海中央部(Baltic Proper・Egentliga Östersjön)の超低酸素状況が改善されない。1999年頃から観測されている超低酸素状況は2020年も改善は見られなかった、とこの度スウェーデン気象庁が発表した。 スウェーデン語では東海(Ö…

学習用ローファイ・ビートでは、学習できない

スタジオジブリの『耳をすませば』のワンシーンように、女の子がヘッドホンで音楽を聴きながら勉強する動画を背景に、ローファイ・ビートまたはローファイ・ヒップホップと呼ばれるいわゆる作業用BGMを24時間延々流し続けるYoutubeチャンネルが人気だ。 lofi…

精神発達症群の日とグレタ・トゥーンベリ

3月15日は「精神発達症群の日」であったということで、アスペルガー症候群のグレタ・トゥーンベリが昨日、SVTの朝のニュースに出演してインタビューに答えていた。 世界を駆け巡る目まぐるしい1年の後、今は学校に戻って落ち着いた日々を送っていると話すグ…

食品の砂糖含有量マークで変わる購買行動?

緑、黄色、赤、黒の4つの色でその食品の砂糖含有量を分類して、スーパーの店頭の価格表示のタブに表示する取り組みがスウェーデンの一部のスーパーで始まっている。 その食品から得られる熱量のうち砂糖からのものが5%以下である場合は緑のSマーク(砂糖…

オーロラ予報

オーロラを見にスウェーデンに来るなら2025年? オーロラが見えるのか、見えないのかを短期で予想するのは、天気予報よりもずっと難しいが、長期的な見通しは太陽の黒点の活動と結びついているのでそれよりは簡単。この11年周期で巡っている黒点の活動状況は…

スマホの寿命を伸ばすための新法をEUが超スピートで検討中

GDPRとか使い捨てプラスティックに関する新法とか、最近ではアルコール飲料への警告表示義務付け検討やさらにはワクチンの共同購入の件に至るまで、EUのちょっとグイグイ押してくる感じについてはこのブログでも何度か書いているが、また近く、EUから新しい…

開発の進む男性が肩に塗る避妊用ジェルは市販化されるのか

かねてより開発が進められてきた、男性が透明のジェルを肩と上腕に塗ることで精子の量を減らす避妊法、人呼んで「Pジェル」(PはPreventivmedel 避妊薬から)。 これまで2年間で、世界から420組のカップルがPジェルの臨床実験に参加したが、スウェーデンか…

オリンピック選手のやる気問題

昨日は多くの人が東日本大震災10年に思いを馳せただろう。スウェーデンでもニュースで10年前を振り返ったり、今も海底にご遺族を探し続ける方のルポルタージュを紹介していたりした。 そして昨日は、スウェーデンで初めて新型コロナウイルスで亡くなった人が…

花粉症シーズンは一年中に、そしてコロナと花粉

花粉アレルギーに悩む人には恐怖の宣告? 昨日のニュースで聞いたのは、今年は花粉アレルギーの人にはつらい年になりそうだということと、気候温暖化の影響で花粉のシーズンはどんどん長く「通年」といってもよい期間をさすことになってきていること、さらに…

© Hiromi Blomberg 2023