swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

刃物の携帯も殺傷事件も増えている

先週続いた銃撃事件に衝撃を受けていたら、ウプサラからは刃物による殺傷事件が激増しているとのニュースが伝えられていた。日本の銃砲刀剣類所持等取締法と同様、スウェーデンにもナイフ所持に関する法律があって、武器として使うことを目的に刃物を公共の…

伝書鳩

サーバー攻撃が激しくなっているので、セキュリティを考えて伝書鳩でメッセージを伝えることが再びトレンドになっているというニュースか? と一瞬思ったが、実際はそこまで逆行していなくて、記事は伝書鳩を使った鳩レースのスウェーデンと世界での現状を伝…

サイバー攻撃で閉鎖したCoopの事件は、ほんの始まり

大きなニュースの現場に立ち会うことは滅多にないものだが、金曜日の夜はまったく事件性を感じることのなかった、その大きな事件の現場に立ち会うことになった。スウェーデン全国で800店ある大手スーパーチェーンCoopで、レジシステムがサイバー攻撃の影響を…

国の評判、悪評判 swelog weekend

今週は 夏休み (Semester) 警官銃殺事件で二歩下がる 国の評判、悪評判 『こどもサピエンス史』『コミュニティ・オーガナイジング』 について書いています。 まだの方は、下記のswelog weekendニュースレターへのリンクから無料購読登録をどうぞ! 国の評判…

新法でみるスウェーデンの先行き

スウェーデンでは1月と7月の年に2回、まとめて新しい法律が施行されたり適応が始まることが多い。この7月1日からも多くの変更が行われており、中には国会で議論されていたことを覚えているものもあるが、こんなのいつ決まってたのだ、と思う項目も。 ちょ…

警官銃殺事件の衝撃

コロナが落ち着き(願わくば日本の東京五輪の騒動も落ち着き)、みんなが旅でもしたいな、と思い始めたころにでも取り上げようかと思っていた「世界で一番サステイナブルな目的地」に選ばれたヨーテボリ。 世界で最もサステイナブルな旅の目的地 www.youtube…

夏の隣人問題

今日から7月。以前から予定されていた通り、スウェーデンのコロナ規制はさらに第二段階の規制緩和に向かう。具体的にはレストランがほぼ通常通り営業できるようになったり、1800名までデモが開催可能になったりする。 感染しないように気をつけて過ごすこと…

ブルー・グリーン・シティ・ラボ

「よく頑張った、スウェーデン! 心にぽっかり穴が空いたあなたには24時間限定の特別セールをどうぞ」、と昨夜のサッカー欧州選手権でのスウェーデン敗退を受けた、家電量販店からの広告が目につくそんな今日の朝。 政局の方は、国会議長から今の国会をまと…

議長ラウンド・134日を4日に短縮?の夏休み効果?

そして首相は辞任し、解散選挙はとりあえずなくなり、今日は国会議長のアンドレアス・ノルレーンが各党党首と個別会談を行い、来年の選挙までの約1年間、政権を担う首相の選出を話し合いによる調整で進めていくことになった。 2018年の総選挙の時には、同じ…

ストックホルム=ベルリン夜行電車の旅

1990年代に運行をやめていたストックホルムからデンマークを経由してベルリンまでの夜行列車の旅が戻ってきた。2012年からマルメから夏の間運行していたベルリンまでの夜行の旅をこれからはストックホルムから始めることができる。 昨夜から運行を始めたこの…

オンブズマンにまつわる誤解 swelog weekend

今週は いちご(Jordgubbar) 首相への不信任決議から解散選挙か? オンブズマンにまつわる誤解 地コンブチャ(Kombucha) について書いています。 オンブとコンブの間に関連性はありません オンブズマンにまつわる誤解 今週のswelog weekendは、赤木ファイル…

だらだらできないスウェーデンの長期休暇、発祥物語

スウェーデンに、すべての労働者を対象とする長期休暇法ができたのは1938年。これ以前からホワイトカラー層では休暇を取ることが始まっていたが、すべての労働者は平等であるべきという観点から、当時の共産党が議会に長期休暇の議論を持ち込み、社会民主党…

誰も望まないのに、やるのか解散選挙?

ここ数日で、東京五輪中止を求めるデモのニュースを見たり、サッカーEURO2020のスウェーデン戦が目に入ってきたり、スウェーデンではコロナの感染がずいぶん収まってきたというニュースを聞いたりしていたら、夜には、すごく大きな高校の体育館のようなとこ…

イチゴ警察

昨日は中央党の「アニィー・ローヴ!」(上の写真の人↑呼び名については昨日のブログをご参照ください)が政局の危機を救うために、今回の騒動の発端となった新築アパートの家賃問題に関する要求を取り下げることを表明した。 しかし、この点では妥協しても…

© Hiromi Blomberg 2023