swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

個人商店の次は、チェーン店も消える街角

スウェーデンの街から個人商店が消えていき、街中に空き店舗が目立ったりもしくはチェーン店ばかりになってしまったと嘆いていたら、今、チェーン店も次々にお店を閉めはじめていると知り驚く。 H&Mは、今年世界で250の店舗の閉鎖をすでに発表していたが、今…

ポストコロナの働き方、ワクチンの今後

在宅勤務の要請が今日からなくなるということで、ダーゲンス・ニュヘテルが、スウェーデンを代表する企業に、社員の働き方はどう変わる予定かを取材していた。 スウェーデンの公衆衛生庁は、可能な人は自宅からリモートワークすることを2020年の3月16日から…

地産地消チャレンジ

9月の一ヶ月間、半径250キロ以内で採れたものしか食べない「地産地消チャレンジ」に挑戦しているカップルをニュースが取り上げていた。 スモーランド地方に住むヨンナさんとダニエルさんの二人は、この試みの環境への影響や、日常生活の中での実行可能性、ま…

Friluftsliv

アメリカで「Hygge(ヒュッゲ)」に続いて、「Friluftstliv(フリールフツリーブ・野外活動)」がインテリアの新しいトレンドとして売り込まれようとしているらしい。 CNNの記事によると「フリールフツリーブすなわちアウトドアリビングは、屋外での体験を屋…

フェムウォッシング  swelog weekend

swelog weekend nr 25 〈今週のトピック〉 フェムウォッシング Femwashing〈今週のブログ記事〉 古くて新しい日常〈今週のスウェ推し〉 すっぱいご近所ビール 最近ちょくちょく耳にする「グリーンウォッシュ」や「SDGsウォッシュ」。では、女性に寄り添うよ…

ワクチンを打っていないのは誰か

「ワクチン証明もいらないし、渡航規制もなくすから、自分で考えて行動してね」とまあ、そう言われたわけですな、。スウェーデンでは、 来週の水曜日、9月29日からほぼ全てのコロナ関連の規制撤廃が予定されていたが、この実施が今週確定した。 また大規模コ…

「グレタ効果」はなぜドイツの緑の党で起こって、スウェーデンでは起こらないのか

9月26日のドイツ連邦議会選挙を前に、そして本日9月24日の「世界気候アクション」を前に、グレタ・トゥーンベリの行動がドイツで特に若者に幅広く支持され、ドイツの政党支持率の変化に与えたのと同様のことが、なぜスウェーデンでは起こらないのか、という…

脱化石燃料で健康に、健康になると脱炭素へ

11月にグラスゴーで開催される国連気候サミット(COP26)にむけての記事だが、ダーゲンス・ニュヘテルの「健康」カテゴリーで面白い記事が掲載されていた。 英国の著名な気候変動と公衆衛生の研究者であるアンドリュー・ヘインズ(Andrew Haines)教授は、「…

スウェーデンのセメント危機

ここのところニュースでよく見かけるが、どう決着するか先の見えなかった問題があって、このブログで取り上げてこなかったのが「セメント危機」問題だ。 スウェーデンでセメント材料の石灰の採掘を事実上独占してしまっているCementa社のゴットランドにある…

家族の日休暇

スウェーデン政府は昨日2022年度の予算案を提出したが、その中にファミリー・ウィークと名付けられた4歳から16歳までの子どもいる親にむけた新しい休暇制度の導入案が入っていた。これは年間6日まで子どもと一緒に過ごすための休暇をとることができ、その場…

イケアが進めるクリエーターの民主化

ユニクロがマリメッコとコラボするなど、ファストファッションと人気ブランドのコロボはすっかり定着したが、今回経済紙ダーゲンス・インダストリで紹介されていたのは、イケアのちょっと変わった家具でのコラボ。 イケアが一緒に新しいコレクションを作るの…

国営酒屋の責任あるワイン調達 swelog weekend

swelog weekend nr 24 〈今週のトピック〉 国営酒屋の責任あるワイン調達〈今週のブログ記事〉 コロナ以前のあのごちゃませ感のswelog復活? 〈今週のスウェ推し〉 スウェーデンの新グリーンスター・ミシュランレストラン 安すぎる洋服、安すぎるコーヒー、…

子どもへのワクチン接種のその理由

他のEU加盟国が次々と子どもにも新型コロナのワクチン接種を実施していく中で、ほぼ最後に残った未実施国となっていたスウェーデンも、12歳以上をワクチン接種の対象者とすることを木曜日に発表した。しかし、なぜ子どもにワクチンを打つのかの理由が、私が…

社会の危機と図書館

文化、コミュニケーション、クリエイティブの領域で働く人たちのための労働組合DIKは、スウェーデンの図書館で働く人たちの労働環境に関する報告書を作成している。 2年前にだされた前回と比較すると、この度の報告書ではパンデミックの影響が強く現れてい…

© Hiromi Blomberg 2023