swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

摂食障害と男性、ビーガン、遺伝子 swelog weekend 54

今週は摂食障害に関してです。男性の摂食障害とか、これまであまり語られていなかったことなど。 公共放送SVTが、多くの取材とインタビューに基づく摂食障害に関する番組を配信している。番組はこれまでに私も知らなかった3つのポイントを明らかにしていた…

大手スーパーは食品ロス半減の早期達成を目指す

スウェーデンの5つの大手スーパーは、国連の持続可能な開発目標から5年早く、2025年までに食品廃棄物量の半減を目指している。 ストックホルムのハーガスターデンにあるCoopでは、賞味期限が切れそうな食品で惣菜をつくって売るだけではなく、レストランも…

スウェーデンが高くなる

とどまるところを知らないスウェーデンでのインフレと、進む円安で、この先日本から旅行に来る人には、スウェーデンはとても物価の高い国と感じるかもしれない。 木曜日にスウェーデン統計庁から発表された最新の統計によると、3月のスウェーデンのインフレ…

好調な労働市場と長期失業者の増加

スウェーデンの失業者は2年半ぶりの低率となり、雇用サービス庁の扱う求人数は過去最高。同庁の統計によれば、スウェーデンの3月の失業率は7.0%で、これは2019年9月以来の低水準。現在登録されている求人は20万7000件あり、特に銀行などの金融(なぜ?)や…

戦争とグローバリゼーション

スウェーデンの企業はウクライナ戦争によって引き起こされたサプライチェーン上の問題に悩まされており、その対策として在庫を増やしたり、生産や購買の拠点をスウェーデンやヨーロッパに移動させたりしていることが、3月末に実施された調査でわかった。 ス…

1人でやってくる子ども、残されたペット

シリアからの難民危機の時には1人で逃げてくる男の子が多く、うちの近所の使われていなかった保育所の施設が、一時その子たちの宿泊施設になったことがあった。今回のウクライナの戦争では、母親と逃げてくる子どもたちの映像を多く見ていたせいが、1人で…

エクストリーム・ベビーカー・ラン

昨日開催されたヨーテボリマラソンの予選で、自分の2組の双子、合わせて4人の子どもをベビーカーに載せて10キロ走ったのはハンナ・スコールブラットさん。 これまでギネスブックにはベビーカーに1人、2人、3人そして5人の子どもを乗せて10キロ走った記録が…

戦争の影の気候危機 swelog weekend 53

本日配信したニュースレターでは、IPCCの最新の報告書とスウェーデンの関係について取り上げています。 swelog.theletter.jp 「swelog weekend」はスウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるswelogのブロムベリひろみがお届けするニュースレターです。一週…

ソーシャルメディアと初めての選挙

スウェーデンインターネット財団がこの度まとめた報告書によると、この秋の選挙で初めて投票する人は、政治に関する情報のほとんどをSNSから得ることになる。 財団が行った調査によると、初めて投票する人の10人に4人が毎日SNSで政治に関する情報を読んでい…

5人に1人が3度めのワクチン接種後、2ヶ月以内にオミクロンに感染という研究結果

を発表したのはストックホルムのダンデリュード病院の研究者たち。ここで行われている大規模Communityプロジェクトは、パンデミック初期から、感染後またワクチン接種後の免疫について研究を続けてきた。 今回、6回目となるサブスタディでは、375名の病院の…

増えた子ども向け出版物で目立つボディ・ポジティブ本

昨日発表されたスウェーデンの児童図書に関する統計によると、児童・青少年向けの書籍の出版が3年ぶりに増加し、また本で取り上げられているテーマとしては、自分の体を肯定するボディ・ポジティズムが目立った。 スウェーデン児童図書協会(Sbi)のまとめに…

親はSNS上で子どもの権利をきちんと守っているのか?

トイレに座っている3歳の子どもの写真をインスタグラムに上げることは、子どものプライバシーの侵害に当たるのか? 子どもが泣き叫んでいる写真をシェアすることは児童虐待ではないのか? またインフルエンサーが自分の子どもと一緒の画像をアップすること…

残虐でひどい戦争の映像と、いつもの暮らし

「凄まじい映像ですのでご注意ください」と説明があった後で、ブチャに入ったSVTの記者が夜7時30分からのニュース番組で伝える映像は、凄まじいやショッキングという言葉では表せないような凄惨なものだった。 ついこの間までストックホルムのニューススタ…

志願者が増えても、増えない警官訓練生

警官を増やすだけでギャングによる銃撃事件は減らないようだが、今のところは警官を増やすことが目標となっているスウェーデン。 インスタグラムなどでの募集広告も功を奏したのか、警察官学校への応募は順調に増えており昨年は過去最高の申込みがあったが、…

© Hiromi Blomberg 2023