swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

気候危機を否定する国会議員、突然廃止された電気自動車購入補助金

無茶苦茶するよね、である。いや、私が言いたいのは、イーロン・マスクではなく、今のスウェーデン政府の話なんだけど。 2018年に導入されて以来今年の7月まで27万人以上の気候変動に配慮した車の購入者に支払われてきた政府補助金が、突然廃止された。どれ…

仮想世界の限界・ゲームの中のイケア

28歳のジェイコブ・ショーが一人で作った「The Store is closed」は、閉店後の大型家具店を舞台とし、店員の妨害と闘いながら、迷路のような店内から逃げ出すというサバイバルホラーゲームだ。 当初ジェイコブはフルタイムでこのゲーム制作ができるとは考え…

自分の体を憎む少女たち

摂食障害、なかでも拒食症は精神科系の病気に中でも一番死に至る確率が高い、とこの記事には書かれている。摂食障害と診断された女性の間では自殺を試みる確率が2倍から4倍高くなる。 ……摂食障害に関しては、スウェーデン皇太子からグレタ・トゥーンベリ、…

食料自給率から国内食料供給能力へ

スウェーデンの農協、LRF(Lantbrukarnas riksförbund)は、深刻な危機に対応するため、これからは食料は自給率だけをみるのではなく、食料を生産するのに必要となる燃料、電力、農薬や肥料などの国内供給能力も考慮していくべきだという。 経済学者には、スウ…

夏の続くスウェーデン南部、雪のないスキー場、悲観的なロックストローム

スウェーデン最南端のこのあたりでは未だに「夏」が続いている。気象上の秋は、一日の平均気温が5日連続で10度を下回らないとやって来ない。そして冬は一日の平均気温が5日連続で0度以下になった時を指すが、こちらはスウェーデンでは最北のラップランドの山…

もうひとつの薪問題 swelog weekend 83

こちらの暖炉はスウェーデン最北の地アビスコの国立公園のユースホステルの暖炉 今週は、電気料金高騰で、薪に注目が集まっているスウェーデンで、薪を燃やしすぎるとどうなる? という話です。 電力料金が高騰するスウェーデンでは、この冬、薪をくべて暖を…

第三次世界大戦は実はもう始まっている?

というタイトルのアフトンブラーデットの記事は、1937年7月7月の日本の中国侵攻への言及から始まる。ロシアの侵攻による今回のウクライナでの戦争で、プーチンはヒトラーと比べられることが多いが、実はプーチンがやっていることは、第二次世界大戦の前に日…

暗くて危ない

電気代を節約するために、この冬、各地のコミューンは、街灯の点灯時間を短くしたり、点灯する街灯の数を減らしたりといった対策をとっているが、中には、街灯の数を減らしすぎて街が暗くなり危険だと、住民や警察から苦情がでているところもある。 スウェー…

COP27の閉じられた世界

次の日曜日からエジプトのシャルム・エル・シェイクで始まるCOP27、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議には、多くの若い活動家や団体は参加できない、もしくはしない。エジプトは2013年から軍部に支えられた政治エリートが国を支配しており、例えばヒュ…

NATO加盟と核兵器の領土内所有について

昨日は原発の話だったが、今日は、原子爆弾、原爆の話です。 月曜日に報道されていたのは、フィンランドはNATO加盟に際して、領土内にNATOと加盟国の基地をつくらない、核兵器の持ち込みはしないといった制限はしないというニュース。サナ・マリン首相は土曜…

スウェーデンの新規原発建設計画に憤る、デンマークの元反原発活動家たち

2030年に完了する予定の建屋の解体に至るまで、ゆっくりと終活活動が進むスウェーデン南部のバーセベック原子力発電所。 www.miraioffice.com この発電所の所有母体であるUniper社は、同じ土地に新しい原子力発電所建設の計画があることを発表した。この可能…

世界スイムハットデー

昨日の10月30日は非公式の「世界スイムハットデー」だったそうで、ストックホルムのSmedsuddsbadetでは、30人ほどの人たちが、頭にシナモンロールやムンクの叫び、魔女などを形作った手作りの帽子を頭にのせて、この冬の海水浴シーズン(!)の始まりを祝っ…

国民的文化作品リストは必要か? swelog weekend 82

新任のパリサ・リリエストランド文化大臣が土曜日のダーゲンス・ニュヘテルの一面に登場 今週のレターはこちら。 右派連合による新政権は、スウェーデン文化を代表する作品を選んで発表したいと考えている。既にヨーロッパでは、国民的文学作品を選んでいる…

気候目標は、ほぼ達成できない

「気候温暖化を1,5度以内に納めるという目標には到底達成できないようだ」というのが、COP27を前にした大方の見方らしい。世界中の指導者たちが気候目標を今すぐ抜本的に見直さないかぎり、今世紀末までに気温は3度上昇するようだ。 11月にエジプトで開催さ…

© Hiromi Blomberg 2022