swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

北欧通信 99 売れなくなった電気自動車

今週もニュースレター配信しています。どうぞよろしく♡ swelog.theletter.jp ***** 「北欧通信」はスウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるswelogが、週に一回お届けするニュースレターです。その一週間のブログ記事を、レターでしか読めない最新記事と…

医療従事者の市民的不服従「私たちは通報しない」

国が作った枠組みにどうしても賛成できない時には「不服従」というやり方がある。 つい最近では、風力発電パークがサーミの人たちの権利を侵害しているというノルウェーの最高裁での判決にも関わらず何もしない政府に怒った若者たちによる、官庁の封鎖行為が…

大金を使った最北部への職・移住プロジェクトの成果は?

人は、資本ほど、簡単に移動して、簡単に居場所を見つけることはできない。 お金儲けの可能性があれば、金融資本は世界のどこにでも自由に移動するが、そこに仕事の機会があるからといって人が移住するのはそれほど簡単なことではないし、そして移住する意思…

民間防衛隊への参加希望者が4倍に

スウェーデン防衛軍において、Hemvärnet(ホームガードの意味)と呼ばれるのは、民間人でありながら、危機の際には徴兵に応じ防衛軍に参加する人たちのことを指す。 防衛軍の重要な一部を占めており、救急隊員や救助犬に関わる人たちを除いて、ほとんどの人…

NATO加盟準備で増す、政府の単独決議権

戦争が勃発したり、領土に侵入される危険を防ぐために、スウェーデン政府は議会の承認を得ずとも、単独でNATOに軍事支援を要請できるようになる。スウェーデン国会はそんな歴史的な決定を今週行う見込みだ。昨日はこれまでスウェーデンのNATO加盟に難色を表…

「テグネルは正しかった」

久しぶりにアンデシュ・テグネルのインタビュー記事を読んだ。週末にSvDがテグネルに取材した長めの記事を掲載し、昨日は、このインタビュー記事を受けて、人気作家がテグネルの功績を称えるコラムをダーゲンス・ニュヘテルに寄せていた。EUがコロナ禍での各…

元徴用工と日韓関連ニュースのスウェーデンでの取り上げられ方

誰がこのニュースを今朝のSVTのニュースサイトでトップ扱いにしようと決めたのかわからないけれど、ともかく、日本と韓国から遠く離れたスウェーデンの公共放送の今朝のウェブサイトでは、韓国最高裁が日本企業に命じた賠償金の支払いを日本企業には求めず、…

北欧通信 98 科学への信頼を貶める政治家たち

スウェーデン全大学の環境・気候問題の関係者を対象としたアンケート調査では、半数以上が「科学に対する信頼が低下していると感じる」と答え、環境・気候科学の今後に懸念があると回答した人は85%に達し、そして4分の1以上の人が「自分の研究や発言を理由…

気が滅入るニュースばかり、でも「市民的不服従」に再びパワーをもらう

土曜日の早朝、SVTのニュースサイトを覗いてみると、トップニュースは50代の男性の射殺事件、3つ目にはマルメで銃撃事件があり10代の若者4人が負傷したというニュース。そしてそれらに挟まれて2つ目に掲載されているのは、英国で30年ぶりに炭鉱が開設される…

女性はもっと給料をもらうべき!ジェンダー平等とお金の話をしよう 【スウェーデン発 みんなと地球の“ラーゴム”なくらし vol.18】

3月8日の国際女性デーが間近ということで、昨日公開された今月のElle Active!の連載は、男と女のお金の格差について書きました! 世界ジェンダーギャップ指数が5位のスウェーデンでさえ男女の格差はまだまだ。女性が経済的に自立することがジェンダー平等に…

教会が50万人分の戦没者用墓地の確保を進める

このブログを始めた当初「ほんまかいな!」と思ったニュースを取り上げよう!、とのざっくりした方針を持っていたことを、今朝は久しぶりに思い出した。 そんな私の「ほんまかいな!」を呼び起こしたニュースとは、スウェーデン教会が今後に備えて、戦没者用…

「本」は2022年も好調だった

「本」とはいってもこれには電子書籍もオーディオブックも含まれているが、スウェーデンでの書籍全般の売上は、これまでの統計で最高だった2021年よりは2.4%減少したが、それでも49億クローナ(約640億円)で史上2番目という結果になった。 インフレや紙不…

ノルウェーでは風力発電パークをめぐりサーメの若者たちが大規模抗議

土曜日からアクティビストのことばかり書いているが、私がスウェーデンのポンテュスさんやデイビッドさんのことを取り上げている間に、ノルウェーではサーメの若者による激しい抗議活動が行われていた。 抗議先はノルウェー政府で、これは、500日以上も前に…

科学者だからこそ、アクティビストに

昨日の記事で取り上げたユーロヴィションソングコンテストの生中継ステージに侵入した気候アクティビストは、ルンド大学の博士課程で研究するディビットさんで、彼がSVTの取材に応じていた。 土曜日の事件の後、会場から追放されたディビットさんに関しては…

© Hiromi Blomberg 2023