swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

フィンランドの大量のプラスティックゴミをスウェーデンで再生

マルメで稼働している最新式のテキスタイルの再生用選別工場のことをエルの連載で取り上げたことがあるけど、先日ニュースになっていたのは、モタラ(Motala)という街にできる「Site Zero」というプラスティックゴミの選別・再生工場。 11月から稼働する予…

北欧通信 117 「高度な近未来のAIは人類を滅ぼす」

本日配信したニュースレターの話は、MIT教授のマックス・テグマークが警鐘をならす、今そこにあるAIの脅威。 マックス・テグマークはマサチューセッツ工科大学(MIT)教授で理論物理学者。宇宙論の研究者だったが、超知能AI による人類絶滅の危険性に注目し、…

40代50代でも大胆にキャリアチェンジ! スウェーデンのリスキリングとこれからの仕事 【スウェーデン発 みんなと地球の“ラーゴム”なくらし vol.24】

Patrik Svedberg/imagebank.sweden.se やりたいことがわからない時は、やりたくないことを考えてみるといいかもしれない とうことで、今月のエルのラーゴム連載は「リスキリング」について。新しいスキルを身に着ける“リスキリング”で国から補助金をもらえる…

アビスコの「北極を感じる」アートが気になる Sensing the Arctic

5_SensingTheArctic_Photo_Jean-BaptisteBeranger スウェーデンの最高峰キブネカイセの溶けていく氷河にカバーをかけてみたり、気候問題を話し合うための黄金に輝く卵型のサウナ、ソーラーエッグを作ったりと、気候危機問題にとことんコミットしているアーテ…

スウェーデンは今も豊かな国なのか?

ダーゲンス・ニュヘテルの「ファクトでわかるこの問題」シリーズが、世界で一番豊かな国のひとつだと言われていたスウェーデンだが、今は他国と比べてどうなのか?を統計数字から確認する記事を出していた。続いているインフレやクローナ安で、生活の豊かさ…

科学的な根拠は大切だけど、科学的な根拠は時々、ちょっと変わったりもする

この度、科学的根拠に基づき出されていたガイドラインが変わることになったのは、男性のアルコールの摂取量について。SVTが入手した情報によると、社会庁が出している飲酒量のガイドラインが引き締められる予定。 これまでスウェーデンの推奨レベルは他国の…

映画『ブレイキング・ソーシャル』の波、始まる Breaking Social

以前ニュースレターで紹介した、フレドリック・ゲルテン監督によるドキュメンタリー作品『ブレイキング・ソーシャル (Breaking Social) 』のスウェーデンでの一般公開が始まっていて、昨日はルンドの映画館Kinoで、映画の上映とパネルディスカッションが行わ…

コロナの後の眼への影響

7月に日本に帰省した時にはコロナが結構流行っていたけれど、スウェーデンではさっぱりコロナの話は聞かなくなったと思っていたら、昨日は、コロナの後遺症が眼にでて、そこから様々な症状へと繋がっているのではないかとの研究結果が近々発表される、とい…

デンマークはできて、スウェーデンはなぜできない? コーラン焼却行為に関して

デンマークの法務大臣は金曜日に行われた記者会見で、「コーランの焼却は社会の中に不和と増悪を生み出すことだけを目的をした無意味な侮辱的行為だ」と述べ、コーラン焼却行為を禁止する意向について話した。この法案はコーラン、聖書やユダヤ教のトーラー…

北欧通信 116 気候変動のために自己の行動を変える動機となるのはなに?

今週のニュースレターはこちらです。 スウェーデン人の93%は気候変動が私たちの暮らしに影響を及ぼすと考えているが、気候変動のためにはよくないとはわかっていながら行動し、様々な理由をつけて自己のその行動を正当化する。わかってはいても変えることが…

「飛び恥」の現在

スウェーデンの10か所にある空港を発着する飛行機を利用した乗客数は、パンデミックの前の水準に戻った。インフレと戦争の影響があるにもかかわらず、この7月にこれらの空港で飛行機を利用した人は320万人で、昨年同月と比較して14%増加し、2019年10月以降…

通勤が減って二酸化炭素排出量も減っていたが、今はまた戻ってきた

知識と行動についてのラジオ番組の話の前に、もういくつか気になっている統計数字について書いておこう。 1つ目は、ストックホルム圏内では二酸化炭素排出量が減っており、それは人々の通勤が減ったからと伝える記事。ダーゲンス・ニュヘテルの依頼により携…

理解しているだけでは人々の行動は変わらない

火曜日に取り上げた、通勤手段を車から電動アシスト自転車に変えた人のインタビューでも「ガソリン代や駐車場代の大きな節約にもなり、彼女の場合は電動自転車で移動したほうが通勤時間も実は短くなる」と話していたのが、ちょっと気になっていたのだけど、…

すべてが始まった年。そしてスウェーデンのカビ問題

SVTの気候変動問題解説員エリカ・ビェーストロームは、「2023年はすべてが始まった年として記憶されるだろう」と話す。始まったのは、はっきりとは話されていなかったが、奈落へ落ちる8段階だろう。 swelog.miraioffice.com この夏の大規模洪水や森林火災、…

© Hiromi Blomberg 2023