swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

エンタメ・文化・スポーツ

スキー場のジェントリフィケーション

目下、北から南に週替りでスポーツ休暇中のスウェーデン。来週はスウェーデンの南部の学校のスポーツ休暇の週で、私の周りでもスキー旅行にでかけるファミリーもちらほら(コロナか風邪か?、なんからの病気にかかっている家族もまだまだ多いが)。 そんな中…

タケサイクル

ドラえもんのタケコプターはもちろん竹とんぼから命名されたものだと思うが、その実、素材はなんでできているのだろう? 今日ご紹介するのは、スウェーデンのスタートアップEker Bikesの竹でできた自転車、その名も「タケサイクル」(とかいって、この名前は…

18時間のヴァーサロペット100年記念大会中継

毎年3月頭に行われる世界最大のクロスカントリー大会、ヴァーサロペット。 swelog.miraioffice.com 1万6千人もの参加者が90キロと駆け抜ける過酷なレースだが、この週末は初めてのレースから100年という記念の年を祝って、100年前のスキー装備とウェアで90キ…

「ファッキン家父長制」な映画が大賞に!

「この映画が多くの内なる革命に火をつけ、今も私たちを覆うこのクソな家父長制をぶっ壊す勇気を与えることができれば」と、スピーチをしたのは、昨夜のスウェーデンの映画祭で、最優秀作品、監督、脚本を含む5部門で受賞した『クララ・ソラ(Clara Sola) …

催眠映画館

あなたはヨーテボリ映画祭に来たくなる…… あなたはヨーテボリ映画祭に来たくなる…… あなたはヨーテボリ映画祭に来たくなる…… なった? 1月28日からの今年のヨーテボリ映画祭の目玉のひとつが「催眠映画館」。これは観客が映画の開始前に催眠術師から15分ほど…

スウェーデンの出版業界、売上新記録へ

「2020年、スウェーデンで「本」は売れに売れた」と一年ほど前に書いたが、2021年の売上は、それをも超えて過去最高となる見込みとなってきた。 swelog.miraioffice.com 2020年の統計では、デジタル本の販売数が初めて紙の本を上回ったが、2021年は「紙の本…

クリスマスに考える、飢餓と貧困から逃げる人々の話 Utvandrarna

とはいっても、直接的には、今ベラルーシとポーランドの国境の森でひどい状況に置かれている難民の人たちの話ではなくて、今から150年程前にスウェーデンを襲った飢餓と貧困からアメリカに渡った『移民者たち』の話だ。 スウェーデンは、今、移民や難民を多…

『It takes Two』

昨日また日曜の夜という時間にも関わらず「増えるギャング団の暴力、発砲事件にどう対処していくか」について、各政党の担当者間での2時間にわたるディベート番組をSVTが放送していて、こちらの件についても書きたいことがたくさんあるが、月曜日の早朝から…

男のmetoo・アイスホッケー界の闇

swelog weekend nr 33 〈今週のトピック〉 男のmetoo・アイスホッケー界の闇〈今週のブログ記事〉 クリスマスにむけてコロナはどうなる〈今週のスウェ推し〉 古い車体にモダンな内装・新X2000 swelog.theletter.jp 今週は、マッチョな文化で虐待や暴行が横行…

ヨーテボリがユネスコ文学都市に

ユネスコは2004年から「創造都市ネットワーク」を設立し、世界の都市を文学、映画、デザインなどの7分野に分けて認定することで、都市間でパートナシップを結び文化産業の強化による都市の活性化や文化多様性への理解増進を図っているが、この度ヨーテボリが…

自由とラーシュ・ヴィルクスと、その突然の死

昨日の夕方、ラーシュ・ヴィルクスが車の衝突事故で死んだ。彼の命を守るために同行していた2人の警察官と共に。ヘルシンボリで生まれたラーシュ・ヴィルクスはルンド大学で美術の博士号をとり、長年オスロやベルゲンの芸術大学で教鞭を取った人だが、彼を…

Friluftsliv

アメリカで「Hygge(ヒュッゲ)」に続いて、「Friluftstliv(フリールフツリーブ・野外活動)」がインテリアの新しいトレンドとして売り込まれようとしているらしい。 CNNの記事によると「フリールフツリーブすなわちアウトドアリビングは、屋外での体験を屋…

ABBAと本日のニュース模様

ABBAが40年ぶりに新曲を公開して活動を再開することは日本でも大きく報じられているし大きな新聞広告もでていたようなので、ここだけのニュースでもなんでもないのだけれど、ABBAについて私がお伝えできることがあるとしたら、スウェーデンでは昨日は早い段…

アルフォンス絵本シリーズとその時代性

スウェーデンで550万部、約30ヶ国語に翻訳された外国では400万部以上を売り上げた人気のアルフォンスシリーズの作者、グニッラ・ベリストロムが水曜日に亡くなった。79歳だった。 新聞記者としてキャリアをスタートした彼女は、世界中で人気のキャラクターと…

オリンピック放映権と公共放送

ほんの一週間ほど前までスウェーデンでは、公共放送のSVTがオリンピックの中継をしないだけではなく、ニュースで動画クリップを使うことができるかどうかも決まっていなかった。SVTは既に2014年からオリンピックの放映権は獲得していない。 スウェーデンで今…

スウェーデンの人気のミームは国王と首相でどうぞ

スウェーデン国王、カール・グスタフのミームがただいま世界のミーム愛好者の中で人気上昇中なのだそう。世界中のミームが人気を競い合うサイト ”Photoshop battles” で今回国王のミームがトップになったとSVTが伝えている。 ミームとは 「ごく一部のコミュ…

伝書鳩

サーバー攻撃が激しくなっているので、セキュリティを考えて伝書鳩でメッセージを伝えることが再びトレンドになっているというニュースか? と一瞬思ったが、実際はそこまで逆行していなくて、記事は伝書鳩を使った鳩レースのスウェーデンと世界での現状を伝…

オリンピック選手のやる気問題

昨日は多くの人が東日本大震災10年に思いを馳せただろう。スウェーデンでもニュースで10年前を振り返ったり、今も海底にご遺族を探し続ける方のルポルタージュを紹介していたりした。 そして昨日は、スウェーデンで初めて新型コロナウイルスで亡くなった人が…

できたよ、これでルーン石碑探しが簡単に

別に知ってても知らなくてもどうでもいいようなことを、あーだ、こーだと書きたいなと思いつつも、毎日事件のようなことが起こるので、そちらを優先していたらいつまで経っても書くことのできないことがある。 それは例えば、新しく公開されたルーン石碑の地…

500万歩の旅

なるだけ公共交通機関は使いたくないし、日中は家で仕事して、ランニングと散歩といつものスーパーに行くときぐらいしか外にでない生活を送っていると、行動範囲がとても狭い。 家の場所はかわらないので(当たり前だな)、いつもの道をいつものようにぐるぐ…

こんなにあるスポティファイがポッドキャストで儲かる理由

「スポティファイはポッドキャストで高収益化の道を見つけたようだ」というこの記事では、スポティファイは音楽よりも利益率のいいポッドキャストに投資をすることで、高収益への道を探り当てたようだと書かれている。 今スポティファイのポッドキャスト部門…

コロナの影で好況に沸く出版(!?)業界

2020年、スウェーデンで「本」は売れに売れた。 紙の書籍の販売数は2350万部だったが、電子書籍、オーディオブックをあわせた「デジタル本」の販売数は初めて紙を上回る2900万部となり、「本」全体の販売部数は記録的な数字となった。デジタル本分野だけをみ…

ベジタリアンで世界を狙う・スウェーデンオリンピック委員会の取り組み

オリンピックでメダルを狙うレベルのスポーツ選手が、ベジタリアンに食事内容を変えてから自身のパフォーマンスが上がった、というインタビューをニュースで見た。 へーそうなんだと思って少し調べたら、自身の行動が与える影響力を考えて気候危機の問題や動…

冬の芸術(ウィズアウト ツーリスト)

外国からのツーリストはやってこないけど、今年も北欧の冬は美しい。 ユッカスイェルビでは例年と同じ規模で今年もアイスホテルがオープンした。 ホテルの経営者は、連年8割方を占める旅行会社を通じた外国客の予約はないものの、スウェーデンの個人客の予約…

デジタル映画祭と北欧人が闇にみるおかしみ

北欧内ではダントツの権威を誇るヨーテボリ映画祭とは異なり、市民のお祭り色の濃いストックホルム国際映画祭。コロナ禍の今年もこの11日から開催されることは決まったが、リモートでも参加のできるフェスティバル・オンデマンドの形となった。しかし、それ…

蚊の密集する冷たい沼地でおっさんたちがヘラジカバレエを踊る。

アメリカの大統領選、スウェーデンやヨーロッパ各地で再び深刻化してきた新型コロナウイルス(「今後死者の数が増えるだろう」とステファン・ルベーン首相が昨日の記者会見で話す)、そしてフランスやオーストリアでのテロ事件。 どのメディアもこんなニュー…

ストリーミングへのお金と時間の使い方

Netflixなどのストリーミングサービスはスウェーデンでも伸長する一方。 今年の第3四半期の統計では、スウェーデン世帯の54%が動画ストリーミングサービスを契約しており、平均222クローナ(約2700円)支払っているとの集計結果がでた。これらの世帯は2つ…

ノーベル賞の心配

早くも今年の春には中止が決まっていたのは、毎年12月にストックホルム市庁舎で行われるノーベル賞の晩餐会。大きなホールだが千人以上の人がギュウギュウと詰め込まれて食事をするのだから、その中止決定はこのコロナ禍では当然といえば当然。 そして昨日は…

大臣の器

担当領域の問題を理解する能力もないくせに、政権に近いという理由だけで「大臣」になった者に、その資格はない。……、いや、日本の大臣たちの話ではなく、今スウェーデンでニュースになっているのは、文化・スポーツ、民主主義担当大臣のアマンダ・リンド。 …

『移民』と過ごす夏休み

スウェーデンは、今、移民や難民を多く受け入れていることでも世界の中でもかなりユニークな国だと思うが、19世紀後半、20世紀初期に国民の5分の1近くもの多くの人たちがアメリカなどへ移民していった歴史がある、という点でもかなりユニークだと思う。 (…

© Hiromi Blomberg 2022