swelog ここだけのスウェーデンのニュース

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

エンタメ・文化・スポーツ

オリエンテーリングとコロナを巡る2つの話

コロナの今、森が人気だ。 そして森を駆け抜けるといえばオリエンテーリングだが、競技の舞台が森であっても、やはりこのスポーツも今年は世界選手権をはじめ大きな大会はすべてキャンセルされている。スウェーデン国内でも50人以上の集会は禁止されているの…

遠くて近い、コロナの中の親密な時間

スウェーデンでは今朝(というか真夜中?)2時からの放送となった『One World: Together at home』。 レディー・ガガの呼びかけで、WHO(世界保健機関)とGlobal Citizenが世界中のコロナ最前線で働く医療従事者を称える目的で実施されたこのヴァーチャルコ…

コロナの時代のヘラジカスローテレビと、スウェーデン人と「恥」の文化

一昨日は、スウェーデンで世界のどこよりも大きく上昇を続ける気温の変化を取り上げたが、今日から始まったイースターの4連休も暖かい日が続きそうだ。 私もコロナ関連のニュースを追うのに忙しくすっかり忘れていたが、スウェーデンの最北の地ではヘラジカ…

北の極地のドライブイン・シアター

スウェーデンでも新型コロナ肺炎の感染者が200人を超え、ニュース報道ももちろんコロナ関連のものが増えている。そんな中でものんびりしてるけど驚きのこんなニュースも。 スウェーデンの最北の街、ルーレオからさらに北70キロ、北緯66.2度にあるGunnersbyn…

ムーミン一大産業

2000年にスウェーデンに引越してきた当時は、今のような北欧ブームでもなくスウェーデンに関する情報も少なかった。 かつ自分でもスウェーデンとフィンランドの違いもよくわかっていなかったくらいの知識だったので、子供の頃から好きで大人になってからも買…

子どものためのスローテレビ、『農場からの生中継』

スウェーデン公共放送SVTは、本日2月17日から2週間にわたりスウェーデン北部の都市ウメオ郊外の農場の動物たちの様子を実況生中継する。 学校のスポーツ休暇のこの時期に合わせて、子どもに向けたこの番組のタイトルは『農場からの生中継(Gården LIVE)』。…

軍用車盗難とラーシュ・ヴィルデレング

2019年のヨーテボリブックフェアで最新作について語るラーシュ・ヴィルデレング スウェーデン軍の陸上運搬車が2台盗まれ、数日中に1台は駐車場で、もう1台は森の中で発見されるという事件が起きた。 盗まれたのはウプサラ郊外のエンショッピングの軍保管…

Jojk ヨイク

画像・Staffan Widstrand/imagebank.sweden.se 昨日の金曜日、久しぶりのグレタ・トゥーンベリのニュースをヨックモックからきくとは思っていなかったのでなんだか嬉しかった。 日本人にもお菓子やさんの名前で馴染みのある北極圏にあるサーミ文化の中心地、…

スウェーデン映画の行方

画像・『Charter』より 昨夜のオープニング・セレモニーで始まったヨーテボリ・フィルムフェステバル。今年も会期中に80ヶ国から集まった約400本の映画が上映され、北欧各国からノミネートされた新作の中から北欧映画大賞(ドラゴン・アワード)が決まる。 …

オロフ・パルメとジョン・ル・カレ

2、3日前にルンドの本屋のベストセラーリスト1位にジョン・ル・カレの本が並べられているのを見て、「え、新作? いったい今何歳だっけ?」と思っていたら、その翌日にはル・カレが「オロフ・パルメ賞」を受賞したニュースが伝えられた。 「新作?」と私…

スポティファイの水増し再生回数

さまざまな音楽アワードでも選考基準の一要素として使用されることも多いスポティファイでの再生回数。この数字を水増しするために、様々なごまかしが半ば公然と行われている。 昨年12月にダーゲンス・ニュヘテルに掲載された記事(”金で買われた再生回数は…

2019年・マルメのエンタメ10大ニュース

地元の新聞Sydsvenskanに、今年のマルメのエンタメ・トレンド10大ニュースがまとめられていた。これに興味のある人が私以外にもいるのかわからないけど、ちょっと紹介します。 1.イケてるレストランがモッラン(Möllan=Möllevångtorget界隈)から逃げ出す…

ネットから離れる

今年を代表するクリスマスプレゼントには「スマホ隔離ボックス」が選ばれたり、欲しいクリスマスプレゼントには「本」が1位になったり。 swelog.miraioffice.com デジタルから、SNSから離れようとするスウェーデンのトレンドはついにネット界の世界一のイン…

マリー・フレデリクソンの残したもの

12月10日、スウェーデンではノーベル賞の授賞式とその後の晩餐会をすべて生中継していることを去年もブログに書いた。 swelog.miraioffice.com 昨日、私は夕食の準備をしながら授賞式を観て、食事が終わってから晩餐会をみはじめたが、今年はすぐに番組を切…

「2010年代」の映画ベスト10と体力問題

年末も押し迫りあと少しで2020年がやってくる。 今年のニュース、今年スポティファイで一番聴かれた曲など、各種ランキングを見かけるようになった今日この頃。今回の年末年始は「2010年代(とでもいうのだろうか?)」から2020年代への変わり目でもある。 …

Avicii, 12月5日21時、SVT Play

今日の21時、もしもあなたがスウェーデンにいるラッキーな人なら、するべきことは決まっている。あなたがコンサートのチケットを買うことのできた幸運な55,000人の一人ではないのなら、SVT Playにチャンネルを合わせて中継でAviciiのトリビュート・コンサー…

アーティストの死後アルバムとネットで見つけるキャリア

今日は、ちょっと日曜日らしく自分の好きな音楽の話題を。 スウェーデンに引っ越してきてよかったことのひとつに、日本には来日しないような渋め系のミュージシャンのコンサートへ行く機会を得たことがある。 私の好きなヴァン・モリソンはコペンハーゲンと…

「人体」はどこから来たか

スウェーデンのウップサラで「人体の不思議展」が開催されていると知って驚いた。20年以上前に大阪でも開催されていた「人体の不思議展」には私も行ったが、その後、展示されている解剖死体の出所元に関わる問題が指摘され、各地で展示を取りやめたものも多…

アカデミーのスキャンダルと新作オペラ

オペラの新作にはどのような題材が選ばれるであろうか。 このあたりの話にはまったく疎いが、ノーベル賞文学賞の選考機関であるスウェーデン・アカデミーの一連のスキャンダルが新作オペラの題材になるというのは、やはりちょっとめずらしいのではないだろう…

引き上げられない沈没船

スウェーデン、ストックホルム観光にきた人には一番強く勧めたいヴァーサ号博物館。1628年に見事に沈んだ偉大なる失敗作であるヴァーサ号をほぼ完全な形で見ることのできる展示も素晴らしいが、その1隻の船から、多岐にわたる知識を科学、歴史といった様々…

ロザンナ・アークエットとストックホルム映画祭

明日から始まるストックホルム国際映画祭(すみません……知らなかったよ! 私の中ではスウェーデンの映画祭といえばヨーテボリ!)。 今年はアメリカの女優ロザンナ・アークエットが特別ゲストとして招待されており、先週には映画祭の生涯功労賞を授与される…

「作家」と「読者」は女性のなすもの

文学作品を書く人も、読む人も女性。 そんな傾向が近年、スウェーデンでははっきりしてきているようだ。今年、文学作品で作家デビューしたうちの72%までが女性で、スウェーデンの一番重要な文学作品賞であるアウグスト賞では、今年の21のノミネート作品のう…

オリエンテーリングとオリンピックと政治的発言

スウェーデン語を習い始めた時、日本語になっている数少ないスウェーデン語の単語のひとつとして教えてもらったのが「オリエンテーリング」だ。(あともうひとつは「オンブズマン」だ)。 それまで私が持っていた「コンパス片手に目標地点を見つけながら歩い…

本も量り売り・1キロあたり59クローナで

スウェーデンで売れ残った賞味期限を過ぎた量り売りのお菓子が、密輸されデンマークで売られているというニュース。 スウェーデンから密輸された量り売りのお菓子が、コペンハーゲンのど真ん中で販売されている 少し前にもみた覚えがあるのだけれど、今朝も…

映画のスマホ視聴とミレニアル世代

ヨーテボリ大学の映画学科の研究結果によると、映画を見る際の画面のサイズと内容の理解度には一定の関連性がある。スクリーンサイズが小さければ小さいほど、映画の中の人物の行動の理解することや共感することが難しくなる。また周囲が騒がしい状況の中、…

テレビにおける文学の居場所

スウェーデンの公共放送SVTの平日朝のニュース番組「モーロンステュディオン(Morgonstrudion)」はニュース、時の話題にまつわる多彩なゲストをスタジオに呼んでのインタビューなど盛りだくさんの内容で毎日朝6時から9時過ぎまで放送している。 毎週月曜…

スウェーデン発ドキュメンタリー『PUSH』で学ぶ住宅問題と国連特別報告者の仕事 swelog weekend

バナナ産業の暗部に迫った『バナナの逆襲』や、車社会の問題点をあぶり出した『Bikes vs Cars 車社会から自転車社会へ』がこれまでに日本でも上映されているスウェーデンのドキュメンタリー監督、フレドリック・ゲルテン。 スラタン・イブラヒモビッチのドキ…

『ミレニアム』権利争奪戦!

先週発売開始された『ミレニアム』シリーズの6作目の『Hon som måste dö (”死ぬべき女”の意味)』。本作はまた4作目からの著者ダヴィド・ラーゲルクランツによる『ミレニアム』としては最終作となることが決まっている。人気のシリーズの続編を書くという大…

サマー・ミュージック・フェスティバルの男女平等

夏の野外ミュージック・フェスティバルのシーズンに合わせて、出演者の男女比を調査した面白い統計がでていました。 スウェーデン南部、スコーネの地方紙Sydsvenskanが、近隣で開催される20の夏のミュージックフェステバルを調査したところ、そのうち18フェ…

『チェルノブイリ』で変化したヨハン・レンク監督の原発への見解と、もうひとつのこと swelog weekend

超話題作とスウェーデンとの関係 売れっ子映像、TVドラマ監督 社会的影響力について考え始める 社会的に意味のある仕事 そしてもうひとつ学んだ自分と家族の新しい関係 超話題作とスウェーデンとの関係 IMDbでの評価があの『ゲーム・オブ・スローンズ』を超…

© Hiromi Blomberg 2021