ビジネス・経済・技術
スウェーデンでは知られているだけでも30ほどの場所にウランがある。そのうちのいくつかの場所は、ウランの濃度は低いが世界最大級であると考えられているが、2018年にスウェーデンでのウランの採掘は禁止された。めでたしめでたし。 なのに、今、政府与党と…
少し前にHeimstadenについて書いたので、SBBについても取り上げておく。 Heimstadenはスウェーデン、ドイツ、デンマーク、チェコ、オランダを中心に、合計約16万戸のアパートを所有する不動産会社。株主は創業者でもあるノルウェーの不動産王のIvar Tollefse…
こういうのを本物の取材というんだろうな。アフトンブラーデットが、すごい記事を発表していた。「あなたが”リサイクル”した服はここに捨てられる」 昨年12月にバングラディッシュにあるH&Mの工場からの排出量を分析した同紙の二人の記者のもとに、H&Mが店頭…
AIを使って古いデモ録音からジョン・レノンの声を取り込み完成させた曲をビートルズとして今年中に発表するとポール・マッカートニーがラジオで話したそうだが、今朝はもうひとつ、AIを使ってオーディオブックの朗読の声を自分で選べるようになるという話が…
この10年で、ユーロはスウェーデン・クローナに対して30%高くなり、米ドルは70%近く高くなった。2013年の夏は1ユーロを8.7クローナで買えたが、今年は11.17クローナ出さないといけない。スウェーデンは小国だが、財政力も強いのにクローナはなぜここまで…
読んでしまえば、あ、そうか! なぜ今までもっと成長していなかったのか?と思ったけど、記事を読んで初めて気がつくこのアイデア。紹介されていたのは、車を自分が使っていない間貸し出すという、車のAir B&Bのような個人間のカーシェアリング仲介アプリ、G…
このブログは一応「えー、ほんまかいな!」と思ったニュースについて書くことにしているので、今日はこの話題を。 最新型のスマートカーでは、車の居場所を地図上に表示したり車内の様子を遠隔地から聞くことができるようになっているが、これは悪用される可…
このブログを読んでくれている人の中にも、もしかしたらHeimstadenの所有する賃貸住宅に住んでいる人がいるかもしれない。Heimstadenはスウェーデン、ドイツ、デンマーク、チェコ、オランダを中心に、合計約16万戸のアパートを所有する不動産会社。株主は創…
先週ブログを休んでいた間に、ストックホルム市が問題が続出していたCityBikeとの契約を即時解除していた。次のレンタサイクルについてはまだなにも決まっていないということで、再開までには少なくとも1年はかかる見込み。 swelog.miraioffice.com 今のレ…
これはちゃんと書いておかなくては。 4月のニュースレターで、ストックホルムのレンタサイクルがかっこよかった、と書いたのだけれど、そのレンタサイクルには設計上の問題があることがわかり、現在使用できなくなっている。 swelog.theletter.jp 去年から始…
スウェーデンの公営エネルギー企業、ヴァッテンファルは、ヴァールベリ北部にあるリングハルス原子力発電所に小型モジュール式原子炉(SMR)を建設する計画は進んでおり、今年後半には土壌調査を開始し、地元への協議を呼びかける予定であることを明らかにし…
すみません、今日のはパリからのニュースだけど、電動キックボードのニュースを追っている私としては、これは取り上げないわけにはいかないので、書かせてほしい。 swelog.miraioffice.com かねてより増え続ける死亡ケースも含む事故件数を背景として、日曜…
先週はAIの話ばかり書いていたような気がするけど、週末の話題もAIで。 今週のブログではAI関連の記事をいくつか取り上げたが、週末の締めのこのニュースレターでもAIの話題をどうぞ。今のところはまだアメリカでしか確認されていないが、AIが人の声のクロー…
1つ目のニュースは、スウェーデンやヨーロッパ諸国がAI開発に関して遅れをとる可能性が非常に高いとして、研究者たちがスウェーデン政府の態度を批判しているもの。例えばリンショーピング大学のコンピューターサイエンスの教授は、スウェーデンがこの分野の…
もうみなさんもお気づきかもしれないが、このブログはしばらく前からAIが書いている。取り上げたいテーマの傾向を入力して、これまで書いてきたブログ記事の傾向を分析してもらい、翻訳アプリを間にかませると、毎日スウェーデン語の記事を選び、そこから日…
今日は北欧ですらないドイツからのニュースなのだけど、へぇーと思ったので書かせて欲しい。 ドイツ東部にある醸造所がビールを輸出する際の二酸化炭素排出量を減らすため、粉末タイプのビールを開発した。修道院ビール会社Klosterbrauerei Neuzelleは、この…
昨日の朝、私がAIについて書いている間に、そしてSVTのレポーターがアカデミー賞の受賞を逃したルーベン・オストルンドから一言もらおうと探して回っている間に、スウェーデン人の年金積立の120億クローナ(約1500億円)が消えたことがニュースになっていた…
EUの決定で、スウェーデンでも大きな変化がでそうな話をもうひとつ。 欧州委員会は2022年3月、水銀を含む蛍光灯の段階的な使用禁止を決定した。これは環境とエネルギー政策の面でポジティブな決定だが、スウェーデンでは不動産所有者の多くがまだこの決定に…
欧州委員会からの最新の発表によると、スウェーデンはEU加盟の27ヵ国のうちで最も経済の成長率が悪くなる見込みだ。2023年の国内総生産はマイナス0.8%との予想で、EU加盟国の中で唯一、マイナス成長になるとされた。 欧州委員会は、スウェーデンの各家庭に…
EUがファストファッションを終わらせるための新法を準備していて、これが導入されれば使い捨てが横行するファッション業界の慣行を是正するものになるかもしれない。 スウェーデン環境保護庁でテキスタイル問題を専門に担当するイヴォンヌ・アウグストソンさ…
気候危機に配慮しながら手頃な価格のファッションを提供するというH&Mの戦略は、うまくいっていない。第二次世界大戦後、スウェーデンの地方都市の1軒の婦人服店から始まったH&Mの成功の歴史は、今難しい時代を迎えている。終焉に向かっているという人もいる…
というかなり衝撃的なニュースがダーゲンス・ニュヘテルに掲載されていた。 こちらの発言の主はルンド大学の国際環境研究所のカール・ダルハッマー講師。彼は同研究所の他の研究者たちと共同で、Eコマース業界のキーパーソン11名に匿名でインタビューし、そ…
さて、こちらのこのニュース、ちょっと読んだだけでは、どう評価したらよのかわからない。 『衝撃的な電気料金と電力危機にも関わらず、スウェーデンは電力輸出で過去最高を記録』 他の国に売っている余裕があるのなら、国内でもっと安く電力を売ってくれ、…
日本円は32年ぶりの円安になっているが、スウェーデン・クローナもここ10年でなかったような最安値の状況が続いている。昨年スウェーデン・クローナは対ドルで15%、対ユーロで9%も値を下げ、現在も他の多くの通貨に対しても下落を続けている。 数少ない例…
昨日はせっかくキルナの話を書いたのに、近くで新しく発見されたレアアースのことを書くのを忘れた。もう既に日本語でもニュースになっているので、リンクを張っておこう。 www.bbc.com この記事によるとスウェーデンで発見されたレアアースの量は世界全体の…
スウェーデンが2023年の上半期、EU理事会(閣僚理事会とも呼ばれる)の議長国として就任するに伴い、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長たちがスウェーデンを訪れているが、その場所として選ばれたのはストックホルムではなく、…
先週の金曜日の夜、マイナス10度の気温の中、ちょうどレンタルしていた電気自動車で田舎のパーティー会場にでかける機会があったのだけれど、ちょっと運転しているうちに残りの充電量がみるみる減っていって、帰りの道で電池切れで立ち往生になったらどうし…
スウェーデンの公共放送であるSVTにはマイノリティであるフィンランド語話者のために、ニュースをフィンランド語で伝える部門がある。そして、そこで放送されているニュースのうちいくつかはスウェーデン語にも訳されている。 今日のニュースはそこで報道さ…
数年前まではAIと呼ばれていたものが、今では普通のものになってしまい、私たちはスマホや検索エンジン、SNSのおすすめ機能など、あらゆる場面で日常的にAIに接している。 この度、スウェーデンに住む16歳から70歳までの1000人を対象にルンド大学や、企業庁…
SASとクラーナの両社が2022年第3四半期共に数十億クローナの損失を計上したニュースと共に、昨日はH&Mが新たに1500人解雇することもニュースになっていた。10月に主に店舗から400名を解雇すると発表したことに続き、今回は本社の管理部門なども対象となって…