swelog ここだけのスウェーデンのニュース

日本では概要程度しか報道されないスウェーデンのニュースについてのコメントや、他では読めない小粒だけど気になるニュースを毎日伝えています

事件

50人が殴り合い

昨日の午前中、ルンド鉄道駅近くで、またそこで怪我をした人が担ぎ込まれた先のルンド大学病院の敷地内で50人ほどの人が入り乱れて殴り合いになるという事件があった。2つの家族間の諍いを種とするこの喧嘩は、ルンド郊外の住宅地で始まり、その後駅近くに場…

刃物の携帯も殺傷事件も増えている

先週続いた銃撃事件に衝撃を受けていたら、ウプサラからは刃物による殺傷事件が激増しているとのニュースが伝えられていた。日本の銃砲刀剣類所持等取締法と同様、スウェーデンにもナイフ所持に関する法律があって、武器として使うことを目的に刃物を公共の…

警官銃殺事件の衝撃

コロナが落ち着き(願わくば日本の東京五輪の騒動も落ち着き)、みんなが旅でもしたいな、と思い始めたころにでも取り上げようかと思っていた「世界で一番サステイナブルな目的地」に選ばれたヨーテボリ。 世界で最もサステイナブルな旅の目的地 www.youtube…

「男性による女性への暴力は社会の問題、社会の失敗」

今週の水曜日にスウェーデン政府から発表されたのは、40の項目からなる「男性による女性への暴力に対抗するための対策パッケージ」。 今、スウェーデンで日常的に男性から虐待を受けている女性は10万人以上、その環境で暮らす子どもは20万人を超すと説明した…

深刻なスパイ疑惑はどこまで解明されるだろうか

月曜日の第一報には驚いたが詳細はよくわからず、昨日もドイツのメルケル首相やフランスのマクロン大統領の遺憾表明が広く報道はされていたが、今朝に至ってもまだ真相は伝えられていない、今回のスパイ疑惑事件。 デンマークの公共ラジオ局やノルウェーのNR…

燃えるエスキルストゥーナ。沈みゆくマルメ。

スウェーデンの中堅都市エスキルストゥーナで起きている車が燃やされる大量の放火事件。警察は日曜日の夜起こった一連の放火事件を、警察がギャング団の中心人物を逮捕したことへの報復行為ではないかと見ている。 逮捕されたのは35歳くらいの男性で、数週間…

metooと名誉毀損

一読しただけでは、その問題点は何なのか、何が議論されなければならないのか、何について判断をするべきで、そのために知らなければならない情報は何なのか、ということがよくわからないニュースがある。 今日取り上げた「metooの名誉毀損で訴えられた女性…

女性への暴力は厳罰化よりも、より一層の検挙を

先週の15日の木曜日、スウェーデンのリンショーピングの駅付近で白昼堂々女性が男性にナイフで刺され殺害されるという衝撃的な事件が起きた。またこの3週間で女性が被害者となる同様の殺人事件が5件も立て続けに起こっており、このような痛ましい犯罪をど…

良く出来すぎたデジタル個人認証システムBank-IDの弱点

この火曜日の夜8時前後の約30分間に渡り、スウェーデンでみんなが使うデジタル個人認証アプリBank-IDでシステム障害が起こった。 Bank−IDは人口が1000万人強のスウェーデンで約800万人が使用するパソコンやスマホで使う個人認証アプリだ。スウェーデン政府が…

警察の個人情報開示要求に答えるグーグル、フェイスブック

スウェーデン警察が事件の解明に必要とする容疑者のIPアドレスなどの個人情報開示要求に、グーグルやフェイスブックが対応することがグンと増えている。ダーゲンス・ニュヘテルが独自取材の結果を発表している。 ダーゲンス・ニュヘテルの記事によると、これ…

発砲事件統計ニュースの見出しと内容

「2020年、スウェーデンでの発砲事件は新たな記録的レベルに(SVTニュース)」 「2020年の発砲事件数・7つのうち4つの地方で減少(ダーゲンス・ニュヘテル)」 今朝の2つのニュースサイトの別々の記事は、同じ統計数字を扱ったものだが受ける印象はずいぶ…

ストックホルムの右靴泥棒

目下ストックホルムのソーデルマルム地区を恐怖に陥れているのは(誇張ですw)、謎の右靴泥棒。ある日、ある時、あるヨガスタジオで始まった右側の靴だけが盗難にあうという奇妙な現象は、一度に15もの右靴だけが消えてしまった事件を含み、いまだに誰がなん…

火事と銃撃

2020年9月15日。なんでもないいつもの火曜日(とはいってもコロナ禍だけど)の朝のスウェーデン公共放送のニュースサイトに並ぶのは、頭からこんな感じのニュースたちだ。 世界の有数の湿地が燃えている「理解しかねるほど多くの火事が」 ドイツでサッカー選…

スウェーデン議会の論点とコミュニケーション・デザイン

新学年が秋から始まるスウェーデンでは、リクスダーグと呼ばれる国会の会期も9月から始まる 。9月8日から始まったこの2020/2021年の会期で、国民が今一番関心を寄せる政治的課題は①医療、②法と秩序に③移民問題と続く(2020年9月第一週、Novus調べ)。 6月に…

コロナで増える自転車泥棒

混雑する公共交通機関を避けるために自転車で通う人が増えているが、それと同時に自転車泥棒も増えた。2020年の上半期に警察に届けられた自転車の盗難は33,000台で前年同時期比で9%増となった。

自然保護地区はゴミだらけ、街では放火が止まらない

「自然保護地区はゴミだらけ」、「今年に入って50件目の放火事件」。 今朝報道されていたこのポジティブじゃない内容は、両方とも私の住むルンドからのニュース。 コロナ禍で自然保護地区や森に出かける人はこれまでより増えた。その影響で自然の中に放置さ…

コロナでサッカーの試合がないと?(桶屋はもうからないけど…)

サッカーの試合や夏の大きな音楽イベントがコロナの影響で中止になったり無観客になると、犯罪事件の捜査がすすむ。人気のサッカーの試合では100名以上の警官が警備にあたることも多いが、そんな人的リソースを事件の捜査にあてている現状がその理由の背後に…

コロナの中の犯罪

スウェーデンでも3月半ばくらいからコロナ生活(?)が始まって、みんな街ではウロウロしないで家にいることが増えたから空き巣などは減ったのでは? などは単純に予想できるけど、実際のところ、どんな犯罪が減ってどんな犯罪が増えたのか? 警察の犯罪統計…

銃撃や爆破は「霜」だけでは抑えられない

ニュースに慣れてしまうとは恐ろしいもので、今日もどこかで発砲事件があったと聞いたり、どこかのアパートが爆破されたと聞いても、ああ、またかという感じで、そんなニュースをしっかり受け止めることのできる心臓も持ち合わせていない私は、あまり詳しく…

首相殺人事件、34年分のがっかりと驚き

スウェーデンで昨日の朝9時半から始まったパルメ首相殺人事件に関する記者会見をみていた人はどれくらいいるのだろう? 夫は10時から予定されていたビデオ会議が延期されたといっていたし(おそらくこの会見を見たい人があまりにたくさんいたため)、私は自…

「スワッティング」がやってきた

北米を中心として世間を騒がせている悪質ないたずら、「スワッティング」がスウェーデンにもやってきた。現在のところ、スウェーデンでスワッティングの標的になっているのは女性ゲーマー。 「スワッティング」とは、SWAT部隊の出動が必要となるような緊急事…

軍用車盗難とラーシュ・ヴィルデレング

2019年のヨーテボリブックフェアで最新作について語るラーシュ・ヴィルデレング スウェーデン軍の陸上運搬車が2台盗まれ、数日中に1台は駐車場で、もう1台は森の中で発見されるという事件が起きた。 盗まれたのはウプサラ郊外のエンショッピングの軍保管…

キャッシュレス時代の子どものスマホを狙う強盗

子どものスマホを狙った強盗が増えている。 ルンドの市立公園で3人でポケモンGOで遊んでいた10歳の男の子の一人が、マスクで顔を隠した若者にスマホを盗られ、テレビの取材に応じていた。スウェーデン国家犯罪防止委員会Brå(Brottsförebyggande)の調べで…

公共放送は一日35回の脅威にさらされる

スウェーデンの公共放送SVTは、サイバーアタックから地方局への物理的な攻撃まで、さまざまな形の脅威に平均で一日35回もさらされている。昨日、SVTのCEOハンナ・シェルネが明らかにした。 さらに、昨年は2度の重大なサイバーハッキングの試みが報告されて…

求む・爆発危険物処理技能員

スウェーデン各地で頻発している爆発物による犯罪。 先週の17日にはストックホルムで一晩に3件もの爆破事件があったし、スウェーデン南部ののスタファンストルプという小さな街でも警察の入っている建物の入り口で爆発事故があった(早朝でけが人などはなか…

警察はAI顔認識で犯人を探す

スウェーデンの警察は、犯人と疑わしい人物の画像をAIによる顔認識技術を使って警察の登録簿と照合して見つけ出す実験的なプロジェクトを進めている。 現在テスト中のこのAIによる顔認識技術を使った捜査では、これまでの人力による写真照合調査に比べると、…

キャッシュレスの国のニセ札

スコーネで500クローナ(約5900円)のニセ札が続々発見されている。 ニュースに出ていたデルヤさんは500クローナ札でスーパーで支払いをしようとして、ニセ札だから受けとれないと拒否され、その後警察が来て尋問されることとなった。 彼女はその500クローナ…

何がテロを引き起こすのかを学校で考える

8年前の7月22日も、今日のような気持ちのいい夏の日だったことと思います。ノルウェーで77人が殺されたウトヤ島での悲劇を始めとする連続テロ事件が起こったのは2011年。 昨日、ノルウェーの文部大臣が発表したのは、このテロ事件を学校できちんを教えること…

DNAで作る捜査への似顔絵

新しいDNA鑑定技術の未解決の殺人事件への使用が広がっている。 今、世界中で人気の個人向けDNA鑑定サービスを使って構築の進む世界統合家系図に照らし合わせるといったものや、採取されたDNAから似顔絵を作成するといった試みがそれにあたる。 残されたDNA…

SNS上の差別を罪として裁く

サッカーが好きなら、去年のW杯ロシア大会のスウェーデン=ドイツ戦で起こったことを覚えている人もいるかもしれない。 スウェーデンチームのジミー・ドゥルマズのファウルによるドイツのフリーキックが決勝点につながり、ドゥルマズはSNS上で人種差別発言と…

© Hiromi Blomberg 2021