仕事・働き方
今週のニュースレターではスウェーデン「有給休暇法」について書いています。 Elle Active! での連載「みんなと地球の”ラーゴム”なくらし」最新回では、スウェーデンのイノベーティブな働き方と「休み方」について書いたが、そろそろスウェーデンではみんな…
今月はGW明けの今週、Elleの連載が更新されました。 働いてばかりいてもイノベーティブなアイデアは生まれないのでは、ということと、ヒエラルキーのない職場環境などについて書いています。 スウェーデンで初めて行った面接先の会社で、お茶だしてくれた社…
ヨーテボリはスウェーデンの主要都市で初めて、高齢者介護で働く職員にスウェーデン語のテストを実施する方向を決めた。移民が多い介護職の職員の間でのスウェーデン語でレベルが十分ではなく、雇用の際の語学テストの必要性はこれまでも再三指摘されてきた…
昨日の金曜日の朝からスウェーデン教会の職員がストライキに入っている。今このストライキに参加しているのは、教会の管理人、火葬場の職員や清掃職員など全国で500人に及ぶ。 これらの職員の多くを会員として抱える労働組合Kommunalによると、過去にはスウ…
イースターのロング・ウィークエンドの後では、会社に行く気が起こらない? そんな時は「ムードマネージャー」が、会社に行きたくなるようにムードを盛り上げてくれるかもしれない。 マルメのIT企業Fellowminds社で新しくムードマネージャーに任命されたイザ…
スウェーデンの失業者は2年半ぶりの低率となり、雇用サービス庁の扱う求人数は過去最高。同庁の統計によれば、スウェーデンの3月の失業率は7.0%で、これは2019年9月以来の低水準。現在登録されている求人は20万7000件あり、特に銀行などの金融(なぜ?)や…
警官を増やすだけでギャングによる銃撃事件は減らないようだが、今のところは警官を増やすことが目標となっているスウェーデン。 インスタグラムなどでの募集広告も功を奏したのか、警察官学校への応募は順調に増えており昨年は過去最高の申込みがあったが、…
今週は職場でのエイジズムと、年齢と仕事の新しい関係についてです! swelog.theletter.jp 「swelog weekend」はスウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるswelogのブロムベリひろみがお届けするニュースレターです。一週間のブログ記事を、レターでしか配…
刻々と変わるウクライナの情勢は日本でも報道されていると思うので、詳しくは書かないが、プーチンの一方的なウクライナ東部地域独立承認宣言に対して、アメリカは既に経済的な取引を原則禁止すると発表しているし、EUも今日中にでも制裁を表明するかもしれ…
病気になった子どもの看護するために休んでも給与保障のあるVABと呼ばれるスウェーデンの社会保障制度。毎年風邪やインフルエンザが流行する2月に一番増えるので、2月はFebruariではなくてVabruariと呼ばれるほど、浸透している。 看護休暇でオフィス閑散の…
会社員や組織に所属して働いている人は、オフィスで働いた方が効率的かそれともリモートワークの方が仕事がすいすい進むのか? これについては、研究者の間でも意見が分かれているそうだが、パンデミックで会社員がものすごく技術を磨いたことがあって、それ…
swelog weekend nr 36 〈今週のトピック〉 職場の多様性とダイバーシティウォッシング〈今週のブログ記事〉 エネルギー問題から宅配の持続可能性まで〈今週のスウェ推し〉 海藻キャビア swelog.theletter.jp 今週は職場のダイバーシティについて。多様性をど…
スウェーデンには法定最低賃金はなく、賃金の水準は労働組合と企業の間の団体交渉の中で決められている。今問題となっているのは、EUが最低賃金に関わる法律を作ろうとしていることで、これができるとスウェーデンのこれまでの賃金モデルが壊れてしまう。 ス…
今か今かと待ち構えるのではなく、一日忙しく過ごしていたらいつの間にかマグダレーナ・アンデションが無事(?)スウェーデン首相に選出されていた。よかったのだが、盛大に喜ぶ機会を逸したよね、やはり。 彼女がこれから取り組まないといけないことは多々…
swelog weekend nr 34 〈今週のトピック〉 助産師の給与を上げろ!〈今週のブログ記事〉 国民が素直に喜ぶ機会を逸した首相選出のドタバタ〈今週のスウェ推し〉 グリーンフライデー swelog.theletter.jp 今週のswelog weekendは助産師の労働条件について。 …
日曜日にデンマークでは5万人の観客をいれたアレーナでのコンサートが行われ、昨日のノルウェーの国政選挙では、政権交代が起こり労働党が26%の議席を獲得。8年ぶりに左派連合政権が誕生する見込みとなった。投票結果に大きな影響を与えたのが気候、石油採…
スウェーデン警察は、両親もしくは自身が外国生まれの、外国にルーツを持つ警官を増やしたいと思っているが、そのような人は警察官養成試験に合格しにくくなっていることがSVTの調査でわかった。 社会から信頼を得るためにも、警察は警官の多様性を高めたい…
スウェーデンで2020年の初夏に高校を卒業した「コロナ世代(coronakullen・coronastudenter)」と名付けられた若者たちは、卒業後に仕事を見つけることが難しく、総合大学や専門単科大学で学業を続ける人が多かったことが、統計結果からも顕著に現れた。 2020…
年金を受給する年齢になっても、働くことを選ぶ人が増えている。 厚生年金を扱うAlectaがスウェーデン中央統計局の協力を受けこの度まとめた調査では、今スウェーデンで働く年金受給者は35万人。68歳の3人に一人、73歳では5人に一人、79歳でも10人に一人が年…
ずいぶん前に日本の報道で「ウーバーイーツ配達員の過酷な労働条件」の話を読み(例えばこちら)、それからはルンドの街でもピンクのユニフォームのFoodoraという同様のサービスの配達の人を見かける度に大変そうだなー、と勝手に思っていた。 日本での報道…
SVTの報道によるとコロナ禍の今、スウェーデンでリモートで働いている人は24%。ストックホルムだけに限るとその割合は40%だ。そして、アメリカで行われた調査によるとリモートワークを行った場合、生産性は13%向上するという。 これ以外の詳しい情報はで…
スウェーデン人材派遣大手のAkademic Workが毎年、学生と働きはじめたばかりの大卒者にアンケートをとって発表している「人気の職業」。今年も6000名を対象として実施された。 上位を占めたのはここ数年の傾向と変わらずGoogle、Apple、Spotifyと行ったIT企…
仕事ありきでスウェーデンに引っ越してきたのならいざしらず、まずはスウェーデンに来ることが目的で、そこから、さて仕事を探そうと思ってもこれは結構、というかとても大変だ。 引っ越してくる前に本国でしっかりキャリアを積んでいても、そんなものはスウ…
2020年8月10日、月曜日。 スウェーデンに住んでいるあなたは、もしかして今日から仕事に戻ります? そんな人にはいつもの夏と同じように「長い夏休みから仕事にうまく戻る方法」の記事が役立つかもしれない。 数日前から(今この瞬間からでもOK!)仕事用の…
警官が足りていないという話はこのブログでも何度か書いたけれど、実はなりたい人は増えているけれど、警官にはそんなに簡単になれないのだという背景にも言及した記事があったので紹介します。 現行の仕組みでは、警官への応募の受付は年間を通して行われて…
ダーゲンス・ニュヘテルが昨日発表した調査結果では、5人に一人がコロナ禍が落ち着いた後も今のリモートワークが増えている状態を続けたいと考えていることが明らかになった。 コロナの前の半年間でも、一週間のうち少なくとも半日は会社以外の場所からリモ…
新型コロナウイルスの身体への脅威を最も受けるのが、感染すると重篤な状況に陥る可能性が高いとされる「高リスクグループ」の人たちであるならば、職を失うという意味で、今、経済的に一番大きな影響を受けているのは「若い女性たち」だ。 これは昨日、エヴ…
これまでもコロナの影響で失業した航空会社の客室業務員が福祉の現場で働きはじめたり、レストランで働いていた人がEコマースで職をえたりといった話を取り上げたが、今日の話題は移民庁の職員の話だ。 多くの国境が閉ざされている今、スウェーデンの移民庁…
毎日、家の近所の同じような道を同じような時間に散歩していると、草木がすごい勢いで成長しているのがよくわかる。 この時期、スウェーデン全国の農家では合わせて約8000人の季節労働者を必要とするが、いつもの年はウクライナ、ポーランド、バルト三国やハ…
国境をまたぐ移動が制限され、スウェーデンにやってくる移民も、スウェーデンから国外追放される不法滞在者もいない現在、スウェーデンの移民庁は何をしているのか? この先この官庁が扱わなければいけない大きな問題となってきそうなのが、スウェーデンへの…