swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

新型コロナウイルス

客一人あたり10㎡の制限

1月8日の金曜日にスウェーデン議会で可決され、早くも昨日の1月10日の日曜日から施行された、いわゆるパンデミック法。パンデミック法 - swelog 12月にこの法律が検討されているときには「政府は3月の実施を目指している」となっていたが、感染状況の悪化を…

コロナ予算の見込みと実際

コロナ禍に際してスウェーデン政府が次々に決めていった失業手当や補助金などのコロナ特別予算の中でも、なかなか決まらなかったのが高リスクグループの人の給付金予算だった。 高リスクグループ がんの治療中であるか、ごく最近治療を終えた人心血管疾患、…

中学生のリモート授業

一昨日、スウェーデンの基礎学校の授業のあり方になにか変化がでるかもしれないと書いたが、(今、小中学校を閉鎖するべきなのか? - swelog )結局スウェーデンでは昨日、中学校はリモート学習に切り替えてもよいという発表があり、それを実施するかどうか…

今、小中学校を閉鎖するべきなのか?

新型コロナ科学フォーラムと名付けられた30名の研究者のグループが、来週から新学期が始まる小中学校をもう2週間から4週間程度閉鎖するよう求める提言を行っている。昨日、ダーゲンス・ニュヘテルがこの提言を掲載し、今朝のSVTのニュースサイトもこの記事…

コロナとファッション消費

スウェーデンの商業業界団体Svensk Handelの調べによると、2020年3月から10月にかけて衣類の販売は、前年比で17%減少、また靴類は同期比で30%減少した。スウェーデンのチェーンストアの一つIndiskaは、SVTのインタビューに答え、売上が20%減少したと話し…

ワクチンとバーゲンとアジア人差別

普段はわりとすんなり取り上げるニュースをひとつだけ選べるのだけれど、今日はこの3つからどれにしようか悩んでしまったので、3つを並べて書くことにします。タイトルでは一緒にしてしまったが、3つのニュースの間に特に関連はありません。 ワクチン 昨…

コロナと公共交通機関の空気とマスク

昨日はスウェーデン政府がより厳格なコロナに関する規制を発表して、その中に公共交通機関使用時のマスクの着用が含まれていたことから、コロナ感染リスクと移動手段の関連をカロリンスカ研究所の医学微生物学のノルマルク教授にインタビューしたものが今朝…

王様にはない自由

国の基本となる憲法を構成する4つの法律の中に「表現の自由に関する法」を据えて、人々が自分の思ったことを自由に表現できることを大切にする国、スウェーデン。皮肉なことにこの基本があてはまらないほぼ唯一の人がスウェーデンの国王だ。民主政の現在の…

強制労働で作られた疑いのあるマスクがスウェーデンで大量に出回る

スウェーデンの地方自治体が運営する医療施設や高齢者施設などで使用されているマスクが、中国での強制労働で作られたものである疑いのあることをSVTが伝えたのが15日の火曜日。 昨日の水曜日はこの続報で、地方自治体だけではなくスウェーデンの社会庁や防…

「スウェーデンは高齢者をコロナから守ることに失敗した」

と書かれた第一次報告書を昨日提出したのは、5月に政府が設置を決めたコロナ監査委員会。 コロナ禍で政府が適切に対策をとったのかを監査するこの委員会の最終報告書は2022年9月の次の統一選挙の前に提出されることが決まっているが、今回のコロナで高齢者の…

ダメノSMS

今朝起きたら、SVTのニュースサイトでは「ダメノSMS」のニュースがトップにきていると思ったのに「岐路に立つアメリカの共和党」の解説記事がトップになっていてがっかりした。 「ダメノSMS」とは、報道されていたとおり昨日全国2200万の携帯電話に向けてス…

コロナ禍で減った自殺者

コロナ禍の日本では自殺が、特に若い女性の自殺が増えていると読んだが、スウェーデンでは自殺は減っている。去年と比較すると特に女性の自殺が12%減っている。 同様のコロナ禍での自殺統計がまとまってきているノルウェーやフィンランド、またイギリスやオ…

コロナの中の屋外ルシア祭

体験したことがない方にはわかってもらえないかもしれないが、私に言わせればルシア祭のないスウェーデンなんて「スウェーデンなんてまったくいいところがないじゃないか!」レベルの惨事である。 闇の深さになぜこんな暗い国に引っ越してきてしまったのかを…

コロナSMS

SMSはショートメッセージサービスの略で、スマホ以前の時代から携帯電話の番号同士でテキストメッセージをやりとりできる仕組みだ。日本では仕組みはあっても使っている人はほどんどいないと思うが、多くの人がスマホで普通のメールや他のメッセージアプリを…

パンデミック法

スウェーデン政府は一時的なパンデミック法の制定の準備を整えている、と水曜日に発表があった。この法律ができると、今は勧告でしかない公共の集まりやショッピングセンターなどは避けるようにという政府からの要請が、法律で禁止できるようになる。 このニ…

コロナで売れるソーセージ

コロナ禍でソーセージの売上が好調だ。 スウェーデンの大手スーパーチェーンWillysやICAの統計によると、パンデミックの中ソーセージの売上の伸びが顕著だ。背景にはコロナで増えたリモートワークと変化した週末の過ごし方があるのではと見られている。 誰も…

『一番大きなニュース』の裏側、グレタの新聞

スウェーデンの公共放送SVTの報道部は新型コロナウイルスのニュースの何をどう議論し、決定し、伝えてきたのか。そんなドキュメンタリーが昨日から公開されている。 取り上げられているのは、9時からのプライムタイムに放送されるSVTのニュースの看板番組『…

21億円のありがとうとグレタの映画

スウェーデンで働いていると基本的に日本のようなボーナスはない。 私はこれまでにチーム全体で目標を達成した時にそのチームの構成員全員でうすーいボーナスをもらったり、また営業として売上高に応じた報奨金をもらったことはあるが、日本のように年に2回…

スウェーデンの公平圧力?

高校は再びリモート授業に戻ることになり、また公衆衛生庁は必要とあればすぐに高齢者向け特別住宅での面会禁止を決定することができる法枠組みが整うなど、新型コロナウイルスの感染拡大を少しでも抑制するために様々なことが決まった昨日の木曜日。 再び高…

政府を監査

政府を批判するのは野党の役割かと思っていたら、スウェーデン議会には憲法委員会(KU: Riksdagens konstitutionsutskott)という監査機関があって、政府の実施した政策や振る舞いを監査し、それが憲法やその他の行政法に適合したものであるかに関する報告書…

高齢者向け施設の機能不全

非常事態であったことを考慮しても、コロナ禍のスウェーデンの高齢者向け施設で提供されていたサービスの質はひどいものであった。 これは、高齢者向け特別住宅やその他各種のサービスがコロナ禍でどのように機能していたかを医療福祉監査庁(IVO, Inspektio…

東京オリンピック、「フルの観客」のニュース

国内外で大変なことばかり起こっているので、スウェーデンでは日本に関するニュースはほとんどみかけないが、昨日は東京都の小池知事がフルの観客でのオリンピックは可能であると発言したことがニュースになっていた。 小池知事は「ベストなシナリオでは世界…

飛行機に乗りたい

昨日は首相から国民へのお話があったり(「不要不急なこと以外はすべて取りやめ、キャンセルし、延期して」)、公衆衛生庁のカールソン長官が「ワクチンの副作用はないとは言いきれない」と話したり、またスウェーデンがOECDからコロナ対策に関する最低の成…

閉まるスカンセン

129年の長きに渡り営業を続けてきたストックホルムの野外博物館スカンセンは、11月27日から営業を一時停止する。 毎年楽しみにしている人の多い有名なクリスマス・マーケットも開催されず、営業停止は今のところ春先ぐらいまで続く見込みだ。厳しくなった政…

子どもの長期コロナ感染症

「長期コロナ感染症」や「子どもの新型コロナウイルス感染」についてはこれまでも耳にしてきたが、この度カロリンスカ研究所のヨナス・ルッドヴィグソン小児科医がまとめたのは「子どもの長期コロナ感染症」だ。 何ヶ月もの間、疲労感や喉の痛み、息切れなど…

PCR検査の現在・過去・未来

これまでに300万件のPCR検査が行われ、16万人の新型コロナウイルス感染が確認されたスウェーデン。先週は一週間で26万件のPCR検査が実施され、これまでの最高記録となった。 これは春には一日に200件の検査を処理していたダーラナのファールン広域病院にとっ…

心弾まないクリスマス

スウェーデンで他の地方に先駆けてこの秋一番最初に「同居の家族以外の人との接触をさける」などの行動規制要請がでていたウプサラ、スコーネで、その地方別の勧告が12月13日まで延長されることが昨日発表された。 公衆衛生庁は、それ以降はクリスマスとなり…

「8人」とは?

新型コロナウイルスの感染が急拡大するのに、春先と同じようにはならない人々の行動変容にしびれを切らしたスウェーデン政府が昨日発表したのは「8人を超える公共の集まりの禁止」だ。昨日の記者会見でロベーン首相が11月24日からの禁止の発令に向けて手続…

公衆衛生庁の相反するメッセージで起こらない行動変容

スウェーデン政府と公衆衛生庁はこの秋の第2波に際してコロナ関連の情報伝達に失敗した、という議論がスウェーデン議会・社会委員会で交わされている。感染の拡大局面前に行動制限を緩和する発表も行い、国民を混乱させたというものだ。 現在はスウェーデン…

コロナと隣国。ノルウェーからの「コロナ恥」差別

「ノルウェーで今起こっている事態に心を痛めている」と、昨日スウェーデン公共ラジオのインタビューに答えたのはノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相。 コロナ禍の今、ノルウェーに住むスウェーデン人や毎日ノルウェーに通勤しているスウェーデン人に向けら…

© Hiromi Blomberg 2021