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消える郵便物

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ポストノード(postnord)の配達状況が酷いらしい。

日本からの郵便物は時間がかかるだけならまだいい方で、届かないこともあるとか。いつの時代の話? 家族や友人がわざわざ送ってくれたプレゼントに法外な関税をかけられたりもするらしい。

 それまでは官僚的な時間しか開いてなかった「郵便局」は国営企業化されてなくなってしまい、郵便の窓口はスーパーに併設されるようになった。スーパーは夜や休日でも開いているのでその点は便利になったのだが……。

こちらでは基本、宅配なんてなく、狭い郵便受け口に入らないものはすべて郵便窓口まで取りにいかないといけない。

どんなサービスでもお客様扱いされている感じはまったくなくて、客側のこちらもせっせと働く。これは健康にいいのか? 宅配ボックスでさえ、この国では家の方ではなくて、郵便窓口の横に置かれてあったりする。

 

とかいって油断していたら、日本のクライアントが先週の木曜日に送ってくれたレポートが実はすでに月曜日にオフィスに届いていたらしい。オフィスに人がいなかったので、いつもの連絡が私に入らず郵送いただいたお礼が今日になりました。本当にすみません。

 

Eコマース全盛期になり、スーパーの片隅の小さな郵便受付コーナーでは収納できなくなったダンボール箱が窓口前にこれでもかと積まれていた駅前のスーパーでもやっと宅配物収納のためにオフィスが拡張された。

 

225キロもの郵便物をどうやったら紛失してしまえるのだろうか? ポストノードに自分たちのビジネスの将来展望を聞いてみたいな。

 

ポストノード、スウェーデン民主党の選挙運動用資材225キロ分を紛失 (Aftonbladet)

 

© Hiromi Blomberg 2023