swelog ここだけのスウェーデンのニュース

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スウェーデンにアマゾンは根づくか?

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スウェーデン語サイトを立ち上げて8ヶ月が経ったアマゾン。

5月の月間サイト訪問客は1400万人だったが、それでもスウェーデンに根付いたとは言えそうにない。サイトにはまだまだ自動翻訳によるあやしいスウェーデン語が溢れており、価格設定も変だ。商品の発送はいまだにドイツやポーランドの倉庫から送られている。

にも関わらずダーゲンス・インダストリが取材していたEコマースの専門家たちは、アマゾンは近い将来、スウェーデン国内の倉庫の拡充、プライム会員サービスのラウンチなどを行い、国内シェアを2割程度まで延ばしていくのではないかと分析している。その根拠は、アマゾンがGoogle広告にそれほど多くのお金をかけている様子もないのに、アマゾンの商品が検索結果で上位にあがり、上記のように多くのトラフィックができていることにある。

しかし、スウェーデンの各種Eコマースサイトのユーザー体験はとても洗練されているし、配送もInstaboxやBudbeeなどよいサービスもどんどんできていて、ここまで後発のアマゾンが太刀打ちするのは一筋縄ではいかないのではないか、とも私は思う(というか、そうなるように願っている、が正しいのかも?)

この4月に日本の実家でコロナ隔離生活を送っている時に、久しぶりにアマゾンで買い物してみたが、そのユーザー体験はまったくよくなかった。買ったのは主に家電やITの関係のガジェット系。まず、異なる出店者から同じような商品があふれるように出店されており、選ぶのにとても時間がかかった。配送はおどろくほど早かったが、到着した商品の説明書の日本語はみんな変だった。日本人はいつから、こんな変な翻訳がついた商品を買って満足するようになったのか?

今週の宇宙旅行のニュースで、ベゾスが「この旅行ができたのもアマゾンの従業員やお客様のおかげ。従業員やお客さまがこの旅にお金を払ってくれたのです」みたいなことを話していたが、私はあんたのそんな旅行にお金を払った覚えはない!!! 返金してくれたまえ!

遅いスタートの後、アマゾンはこうスウェーデンを制覇する「数年内に20%のシェアへ」(Dagens Industri)

© Hiromi Blomberg 2021