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地産地消チャレンジ

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9月の一ヶ月間、半径250キロ以内で採れたものしか食べない「地産地消チャレンジ」に挑戦しているカップルをニュースが取り上げていた。

スモーランド地方に住むヨンナさんとダニエルさんの二人は、この試みの環境への影響や、日常生活の中での実行可能性、またコスト的にはどうなるかを知りたかったと話す。

自分たちの家庭菜園での野菜作りがあまりうまくいかなかったので、考えていたよりも多くのものを近くの農園の直営ショップで買うことになったそうで、費用的には月の半分にも達していないところで考えていた予算を使いきってしまった。

ちょうど季節だったので、ものすごくたくさんのキノコをとって食べたということだが、それでもすべてのニーズを満たすことはできない。

コーヒーとお茶、塩、コショウは地物でなくてもよいとしたが、地産にこだわるとお米やスパゲッティ、朝食用のシリアルやオートミールなどの、ベースとなる食材が買えなくなって、その代替となるものを見つけるのは大変だったという。

金額面も考慮した乗り切るためのコツは、豆類と根菜の活用。肉は近くで仕留められたイノシシなどが手に入ったが、肉も乳製品も野菜も地元にものに限っていくと結構お金がかかることになる。

地元農家となどのネットワークが広がったのは思わぬボーナスで、最近の調査では83%の人が地元の食材を使いたいと回答している、ご近所のスモーランド地方の人たちに関心を持ってもらえるキッカケに、このチャレンジがなるといいなと思っているそう。

スーパーでの買い物だけでは、まず無理、なそうなのだが、どれくらい無理なことなのか、次回スーパーに行った時に、買うものすべての産地を確認して買ってみようっと。

一ヶ月間、地元の食材だけを食べるチャレンジ(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023