スウェーデンで、ペットへの抗うつ剤の使用が増えている。2015年にSileoという抗うつ剤のペットへの処方が認可されてから利用は増え続け、過去5年間で倍増した。
SVTの取材に答えていた獣医によると、これは気分の落ち込むペット(?)が増えたからというわけではないらしい。
背景にあるのは、狩りでの発砲の音に怯えるペットたちのために認可された処方箋があり、それを新年のお祝いに人々が上げる花火の音に怯えるペットたちに使うことがポピュラーになったため。
同じ獣医さんは、抗うつ剤はペットの落ち込みを「治療する」ために使用されるのではなく、ペットの行動訓練と組み合わせて使用することが大切だと話し、特に気分のすぐれないペットが増えたわけではなく、飼い主の側が昔よりもペットの様子の変化に敏感に反応するようになったためと考えられると説明する。
しかし、この新年の花火、人間だからお祝いでやってるってわかるけど、ペットたちは本当に大変だよなー。