#swedengateというハッシュタグとスウェーデンの夕食に関する奇妙な習慣が世界中のSNSを騒がせている。
今回のことの始まりはアメリカの質問サイトAsk Redditで「誰かの家で、その家の文化的、宗教的な習慣のためにこれまでに遭遇した最も奇妙な体験はなんですか」という設問に対して「スウェーデン人の家で、みんなが夕食を食べている間、自分だけ部屋で食べ終わるのを待っていた」との回答があったこと。
スウェーデン人はなんてケチなんだ! という批判から、そんな事実はないと反論するスウェーデン人まで、世界中で激論となっているらしいのだが、この話を耳にした私の感想は「いや、それはきっとスウェーデンならあるでしょ」だ。
スウェーデン公共放送のSVTの解説(!)によると、この話題がネットで広がったのは今回が初めてではなく、2011、2014年、そして昨年にも起こっていた。
昨日のニュース番組では食習慣に関する研究者まででてきてコメントしていたが、彼が説明していたのは、ことの真相ではなく、なぜこの話題がこんなに熱く議論されているかについて。食べ物の話題というのは価値観の塊のようなもので、人々を熱くさせやすいという。
別のコメンテーターによると、昔のスウェーデン人はうちで食べているいつもの食事は他の家の人に食べていただくほどのものではない、と考えていたとも説明する。背景にあるのは、貧しさだとも。
そんなスウェーデン人が、気楽に食事に人を招くようになってきたのは、1990年代以降EUに加盟したことで食品の値段も下がり、また南ヨーロッパなどのみんなで一緒にたっぷり食べようという価値観が身近なものになってきた時だという。
しかし私が日本人だから思うのか? その1人で部屋で待っていたこども、遊びにいった家が夕食の時間になったら自分の家に帰らないのか😅?
そして、こちらももう最近はそうでもないのかもしれないけど、スウェーデンでは友人や親戚の家に泊めてもらうときには家からシーツやタオルを持っていくという習慣も、おそらく根っこは同じかな。
Swedengate 世界中で”スウェーデン人のケチな夕食の習慣”が話題になっている理由(SVT)