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ホワイトノイズのポッドキャストで月240万円稼ぐ

ポッドキャストは相変わらず人気だが、人々はお話系ポッドキャストに疲れてきたのか、雨や風や森の音、もしくは虫の声のようにも聞こえるホワイトノイズを延々と流し続けるジャンルのポッドキャストを聴く人が増えている。

(ホワイトノイズについてはこちらをどうぞ)

jocr.jp

トーク系のクリエーターたちと違いスポティファイの”Calming White Noise”, "Best Noise Labs", "Relaxing White Noise", "Deep Sleep Sounds"といった番組の背後にいるクリエーターは匿名で、誰がこのような番組を作っているかこれまでよくわかっていなかったが、数人がブルームバーグのインタビューに応じていた(のをダーゲンス・インダストリが要約配信していた)。

2009年に以前の会社員としての仕事を辞め、ホワイトノイズアプリ制作を本業としてきたトッド・ムーアさんは現在スポティファイが買収したAnchorを使って”Tmsoft's White Noise Sleep Sounds"というポッドキャストを制作して配信している。インタビューによると彼の番組は今一日に5万回聴かれており、ポッドキャスト広告代理店によると、これはポッドキャスト業界全体でも上位25%にはいる数字なのだそう。

彼の番組はサブスクリプリションと無料の広告付きプランの両方で提供されているが、ほとんどの聴取者は無料で聴いており、その場合は邪魔にならないように番組前に広告が前に入るように設定されている。94%はスポティファイでの再生だ。

Anchorが配信するこの広告でムーアさんは1000回再生あたり12.25ドル、一日612.50ドル、そして1ヶ月では18,375ドルほどの収入を得ている。このポッドキャストの他にも彼は子守唄を楽曲としても提供しておりそちらからはロイヤリティ収入を得ている。

他にも自分の息子が眠りにつくように作った番組が毎日10万人の人に聴かれるようになった会社員ブランドン・リードさんなど、この手の番組にはしっかりとした固定ファンがいるらしい。リードさんは純粋に番組制作が楽しく、収入は度外視で制作しているという。彼の番組は無料で聴くことができるものと、追加エピソードが聴ける月2.99ドルのサブスクリプションがあり、時にはファンからの5ドル、7ドル時には100ドルといった投げ銭も受け取る。

open.spotify.com

そう言えばウクライナでの戦争が始まった頃からか、私もポッドキャストを聴くことが減った。特にニュース系や時事問題系のトークものはほとんど聴かなくなった。今はその間は耳を空にした状態だけど、リードさんのホワイト、ピンク、ブラウンノイズの番組でもきいてみようかな?

ポッドキャスターは雨の音で月に18万クローナ稼ぐ(ダーゲンス・インダストリ)

© Hiromi Blomberg 2023