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ウクライナの戦争で何が起きているかわからなくなってきた理由

私も4月12日以降、ウクライナの戦争に関連した記事を書いていないことに気がついたが、スウェーデン防衛研究所のアナリストが、なぜこの戦争について見聞きすることが減ってきたかを解説してた。

理由は3つほどあって、1つ目はロシアの攻め方が変わったことで、これまで素早く移動を繰り返して各地を攻めるというやり方から、現在はドンバス地方での動きの少ない塹壕での撃ち合いが中心となっており、現場では報道や一般人も撮影のために近くにいるということは命に関わる状況となっていることで報道自体が減っていること。

また、兵士や住民が撮影した動画がSNSにあふれていた当初の状況は、ロシア、ウクライナ両国が積極的に投稿を制限することで劇的に減っていることも要因の一つ。さらにSNSのアルゴリズムの影響により、人々の関心が少しでも減るとタイムラインから戦争に関するものが勢いをつけて減っていく。

アナリストはこのようなSNS上など、いわゆるオープンソースの動画は、戦争の状況に関して正しくない認識を人々に与えてしまうことにも注意喚起を行っている。例えば、ウクライナの兵士がロシアの戦車の爆破に成功した動画をみると、それだけでウクライナが優勢でものごとは進んでいるというような印象を受けてしまうが、実際にはこの動画は全体の戦いのうち、ほんの一部を捉えたものでしかない。

ウクライナ東部での現場の取材が難しい現在の膠着した状態が長引けば、人々の関心も薄まりますます報道が減ってしまう危険性がある。住民や兵士ではない、中立的立場のジャーナリストによる継続した報道がますます大切になってきており、アナリストは報道が減ってしまったことで、イエメンやシリアでの戦争がどれ長期化したかにも言及し、これからの報道の重要性を強調していた。

ということで私も関心を失ったりしないようにしないと。

なぜウクライナ戦争についてわからなくなってきているのか、その3つの理由(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022