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刈り込まれた芝生から草ボーボーな緑地管理へ

生物多様性に配慮して、スウェーデンのコミューンが管理する土地を刈り込まれた芝地から、背の高い芝や草地へと転換する例が目立ってきていることをSVTが伝えていた。このような変換は生物多様性を高めると同時に、管理費用の節約にも貢献する。

スウェーデン北部のウメオでは、2019年以降、これまでの従来的な芝地の20%を背の高い芝生や草地に転換した。これはサッカー場42.5面分にあたるそうで、将来的はこれまで管理していた面積の約半分をこのような草原風草地に変換する予定だという。中央公園など、人々が座ってくつろげるような場所では、これまで通りの短く刈り込まれた芝地は残すが、管理方法をを電動式のロボット芝刈り機に変えることで、環境への負荷を抑えることを検討している。

数年前までは、芝生が伸びたままだと住民から苦情がきたが、最近はその逆だとウメオの公園管理責任者は話す。短く刈り込まれた芝生は昆虫や鳥などにはビオトープとして有益なものではなく、また年に10回から12回も芝を刈り込む必要があるため多くの費用もかかったが、今では住民側でも草地を望む声が高まっているそうだ。

これからはスウェーデン各地でもっと草ボーボーな場所が増えそう。手入れされていないということではなく、わざとやっているということで、そのあたりよろしく。

© Hiromi Blomberg 2022