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ドメスティック・バイオレンスとペット

暴力被害者がペットを飼っている場合、ペットと一緒に被害者を受け入れているシェルターはほとんどない。NPO法人のVOOV(「暴力被害者のためのアニマルケア」)はこのようなDVによる緊急避難が必要な人のペットの受け入れを行っている。

VOOVのスポースクマンは「被害者がペットと離れることを拒否したため、その後不幸にも殺されてしまった例がある」と話し「暴力を振るう加害者の元にペットを残したままシェルターに逃げることをためらう人は多く、またペットは加害者と被害者間で関係を持続させるための手段として使われる場合もある」と続ける。

VOOVは警察と暴力被害者の保護シェルターと協力し、ペットのための救急非難場所を提供している。ありとあらゆる種類の動物を引き受けるが、犬と猫が一番多い。保護シェルター同様、この動物たちのための施設も機密保持で守られており、安全な環境を提供できるよう警察との規定がある。

VOOVは恒久的に動物たちを引き受ける施設ではなく、長期的には飼い主であった暴力被害者たちがまたペットたちと再会できるように支援する施設となることを目指している。VOOVが引き受けるペットたちも暴力とともに暮らしてきたわけで、VOOVがただの保護施設ではなく「アニマルケア」を謳っているのはそんな理由からだろうか?

ペットの緊急保護で暴力被害者の命を救うNPO法人(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022