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やめたい医師たち

スウェーデンの医師たちのための労働組合(Läkarförbundet)が、1万6000人近くの現職の医師会員から回答を得た労働環境調査によると、5人に1人は医師という職業を離れたいと考えていることが明らかになった。要因は厳しい職場環境で、多くの医師は強いストレスのもと、食事をしたりトイレに行く時間もなく働いている。また医師をやめることは考えていないが、他の職場に転職したいと思っている人は実に6割に及ぶ。

特にストレスを感じているのはプライマリー医療に関わる医師たちで、こちらでは医師をやめることを検討している人は4人に1人という高い割合だった。また若手の医師の間では3名に1人が離職を検討している。

5万6千人の医師会員を抱えるこの労働組合はこの結果をみて、これは医師の労働環境問題だけではなく、患者の安全にも関わる問題で、病院を運営する各自治体や政治家はこの問題を早急に対応する必要があると訴えている。

今でも病院で医師に見てもらうことは非常にハードルが高いのだけど、ここからさらに5分の1のお医者さんがいなくなってしまったら、いったいどういう状況になってしまうのだろう? そう言えば医師になろうと思って医学部に入ったものの、職業としての医師の大変さに、資格ととっても医師にならない若者の話も書いたことがあるのを思い出した。

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やはり、スウェーデンではできる限り病気にならないように注意して生きていかければいけない。これはいいことなのだ、と拡大解釈するとするか?

医師の5人に1人は医師をやめることを検討中(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022