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自由な発言を認めないオリンピック委員会

スウェーデンオリンピック委員会(SOC)のペーテル・レイネボー会長が、アテネで行われた欧州オリンピック委員会での不愉快な体験を語っている。会議の冒頭、レイネボーが、スウェーデンも他の北欧諸国も、ロシアとベラルーシからの代表が会議に参加することに反対だと発言しようとしたら突然マイクが切られた、という出来事だ。

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、先週、ロシアとベラルーシからの選手がオリンピックにどうにか参加できないか、その方法を考えているとコメントした。その後、北欧各国のオリンピック委員会は、IOCの考え方に反対する共同声明を発表していた。

今回ギリシャで行われた欧州オリンピック委員会(EOC)の冒頭では、EOCの事務局長が「オープン・コミュニケーションの重要性」を説明した際に、レイネボーは挙手して「このセミナーにロシアとベラルーシを招待したのは間違っている思う」と話し始めたところで、マイクが切られた。ロシアは会議には参加していなかったが、ベラルーシはリモートで参加していた。

政治の話はしないと説明された会議だが、レイネボーは政治の話ではなく、会議の進め方に講義するものであったのに、と説明する。この会議では同様の発言をしようとしたウクライナからの代表の発言も同様に途中でマイクが切られたという。

ロシアの戦争を支持しないアスリートの参加をどうするか、という問題は議論されてもいいのかもしれないけど、発言している途中で黙らされるなんて、そしてそれがオリンピック委員会という場で起こっているなんて、ちょっとびっくりだな。

SCOの委員長が抗議すると黙らされた(SVT)

「極めて不愉快だった」SOCのレイネボーがEOCで黙らされたことについて(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022