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スウェーデンのキムチと、危機に備える発酵野菜

今週は、スウェーデンの普通のランチレストランのサラダバーで、初めてキムチが提供されていたのを見かけた記念すべき週なので、やはりこれは記録しておこう。

スシはもちろんのこと、最近ではGyozaやOkomonoyaki,そしてTonkatsuなどの(あやしい)メニューもランチにちらちら見かけるようになった。スウェーデン人は異国の料理にオープンだ。この間、とある専門家が今年のクリスマス料理の傾向を解説しているを見かけたが、この人は、スウェーデン人の家庭で普段よく食べられているのはピザ、パスタ、タコスなどなので、年に一度や二度くらいはスウェーデンの伝統料理を食べるのがいい、と話していたくらい。

私が食べたランチで提供されたキムチは、キムチというよりキムチ風白菜サラダで、なにより、他の料理とまったくマッチしていないその唐突な存在感が、キムチはこの先、どんな扱いになっていくのだろうかと、キムチの先行きを大いに考えさせた(大げさな😅)。

キムチは今や少し大きめのスーパーならどこでも、スウェーデンの瓶詰めのものがが棚に並んでいる(私には”キムチ風”、だけど)。アジア食品店に行けば本格的な韓国からのチルドものも手に入る。発酵食品が健康にいいということで、キムチに注目している人も多いわけだが、今週のニュースでは違う視点から、この発酵させた野菜に注目が集まっていた。

プレッパーのヨハン・ヴァルストレームさんの家には冷蔵庫もレンジもなく、彼は42個の瓶に漬けた発酵野菜を食べて生活している(どうやらキムチはないようだが)。彼は、世界情勢への不安と結びつけて、火さえもいらない自身の自給自足生活を語る。ヨハンさんは、普段この発酵野菜と、発芽させた各種スプラウトを食べて暮らしていて、この先42ヶ月間はまったく買い物をしなくても(おそらくは健康に)生き延びることができる計算である。彼に言わせるとスウェーデンの防衛対策庁MSBがすすめる一週間分の食料の備蓄などは、子どもだましでしかない。

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さて、今日のランチには何がついてくるのだろうか? だれか、キムチよりも 、普通の日本のお漬物をスウェーデンのランチ文化に取り込んでくれないかな?(で、でもこれも”お漬物風サラダ”になっちゃうか?)

プレッパーのヨハンは発酵野菜と種子で生きている。「食費は一日25クローナほど」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022