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飲酒量減少の謎

2004年以降、スウェーデンでの飲酒量が減少していることがCAN(アルコール・薬物情報中央協会)の調べでわかった。自己申告によるアルコール摂取量を調べたこの調査によると、スウェーデンでアルコール摂取量は、2004年と2021年の比較で全体で15%減少している。

減少率は若い世代で最も大きく、17歳から29歳の人では同時期30%減少、そして30歳から49歳では35%減少した。飲酒量が増えたのは65歳以上だけで、特にこの年齢層の女性では消費量が46%増加した。同年齢の男性では17%の増加だった。

若者の減った飲酒量は、他の薬物などに置き換えられたというわけでもなく、薬物を摂取する人たちの間では、アルコール飲酒量も高いままだ。

研究者たちは、この傾向の背景にある要因を解明しようとしているが、はっきりとした理由はまだわからない。推測としては、高校を卒業する年齢になっても実家から引っ越さず、親と一緒に暮らしている人が多くなっていることや、また飲まないという若者が徐々に増えていき、ある一定の割合に達した時に、飲まないことを選ぶ、アルコールにNOということが普通にできるようになったことなどがあげられている。

しかし、そんなことよりも気候問題や戦争やらインフレやら、明るそうじゃない話題に囲まれて育つと、どんちゃん騒ぎをしたい気持ちにもならないのではないのか。それなりの悩みもあったが、私とが若者として暮らした時代は脳天気な時代だったな、といまさらながら思う。

若者の飲酒量が減少「この傾向にみんなが驚いている」(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022