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真冬の電気自動車

先週の金曜日の夜、マイナス10度の気温の中、ちょうどレンタルしていた電気自動車で田舎のパーティー会場にでかける機会があったのだけれど、ちょっと運転しているうちに残りの充電量がみるみる減っていって、帰りの道で電池切れで立ち往生になったらどうしようかと心配するはめに陥った。結局は無事に帰れたのだけれど。

電気自動車がどれくらいの距離を走行できるかは、世界的に統一されたWLTP(Worldwide Harmonised Light Vehicle Test Procedure)という指標に基づいて測定されているそうで、2018年に導入されたこの企画は、異なる電気自動車の車種の間での燃費効率比較を容易にするためにつくられた。

しかし、このWLTPのテストは、走行距離、速度などの規定の他に、外部気温は23度という環境の中で行われるので、真冬の環境下その電気自動車がどれくらい走ることができるのか、各車メーカーや業界団体側から公式に発表されてる数字はなく、消費者たちは自分たちでその情報を集めなければいけないのが現状だ。

スウェーデンの車に関する消費者団体M Sverigeはでは、北欧の真冬の環境下で電気自動車の走行テストを行った結果、いくつかの車種では、走行距離は25%以上も少なくなったという結果になった。このテストをしたときには車のバッテリーは既に温まっている状態だったため、冬の朝などバッテリーが冷え切っている状態から走行すると、損失はさらに大きくなることも予想される。また燃費の損失は車によって14%から26%と大きく異ることもわかった。

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ぐんぐん減っていくメーターを観ながら、充電スタンドなどどこにもなさそうな田舎を真夜中走行するのは結構スリルに満ちていた。こんな時ハイブリッドなら安心とも思ったけど、まぁ、車の性能をきちんを把握して計画して充電していれば、真冬でも電気自動車でも問題はないはずなので、このあたりの情報提供の整備とかもっと進めばと思う。

このような環境下ならガソリン車でもどんどんガソリンが減っていたはずでガソリン代がすごくかさんだと思うのだけれど、電気自動車でよかった点は、車をレンタルした近くのガソリンスタンドでは夜に無料で充電させてくれたので、3日間のレンタル期間中かかった燃料費はゼロだったということ。この寛大な取り計らい、いつまで続くのかよくわからないけど今回は特にありがたかったです。

電気自動車の燃費は冬にどれくらい悪くなるのか(SVT)

© Hiromi Blomberg 2022