これまで冬の寒さが厳しいときには、スウェーデンからヨーロッパ大陸に移動し越冬していた鳥たちが、冬の間もスウェーデン南部に留まるという現象が目立っている。スウェーデン南部では平均的な冬が短く、暖かくなっている。
比較的短距離を移動する種類の渡り鳥たちのは、必要がないのなら移動を避けようとする傾向があり、生き延びられるだけの餌がある場合はわざわざ遠くまでいかないらしい。
以前は冬は基本的にヨーロッパ大陸の方に移動していた白鳥やマガンなども、スウェーデン南部で冬を過ごすようになり、そう言えばクロウタドリ(Koltrast)も以前よりよくみかけるなぁと思っていたら、この鳥もヨーロッパ大陸まで渡らないことを選ぶようになったのだとか。
記事ではそのほかにミソサザイ(Gärdsmyg)、ヨーロッパコマドリ(Rödhake)などの鳥もあげられている。確かにどれもよくみかけるので、私の鳥を見つける能力が向上したのかと思っていたけれど、このあたりの冬は、鳥で混み合うようになっていただけのよう。