swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

節電のためにリモートワークをやめた人たち

人材派遣のRandstad社が、18歳から67歳の1000人を対象に行なった調査によると、10人に1人は電気代を節約するためにリモートワークを避け会社で働くようにしていると回答した。同じ調査は、また、17%の人が通勤費用を節約するためにリモートワークを選んでいるとも答えている。

いずれにせよ、スウェーデンの会社員の節約傾向は顕著なようで、4人に1人がより給与の高い仕事を探していると答え、5人に1人が収入を増やすためにもっと多くの時間働きたいと考えている。副業を探している人も21%にも及んだ。

コロナ禍からニューノーマルに戻る過程で、社員にどれくらいリモートワークを認めるかという問題は特にオフィスで働かなくても大丈夫なオフィスワーカーを多く抱える企業には悩みの種だったけど、この電気代の高騰がこれからの新しい働き方を形作っていくのかもしれない。

まぁどんな家に住んでいてどんな手段で通勤しているかにより、選びたいリモートワークの形は大きく異なるだろう。一軒家では光熱費家が家計を圧迫しているが、暖房費がアパートの管理に含まれており会社からもらった自転車で通勤している私には、家で働いても、オフィスで働いても、おそらく光熱費でそんなに大きな違いはでないはずである。あ、でも会社に行くと朝食やフルーツやコーヒーが無料だな。これ、どれくらいの節約になっているのか?

10人に1人が節電のために在宅勤務を避ける(Kollega)

© Hiromi Blomberg 2023