地震国から来た身としては、トルコとシリアからの地震災害のニュースは他人事とは思えない。
知り合いのトルコ人のご家族は大丈夫なのかと、トルコの地理もよくわかっていないのに気になる。東日本大震災の時に、多くの人が(関西に住む)私の家族のことを気遣って声をかけてくれたが、みんな今の私と同じような気持ちだったのだろうと、今頃になって理解する。
NATOの加盟問題がこんがらがってから「トルコ」という言葉を、スウェーデンのニュースで聞かない日はなかった。
地震のニュースがなかったら、今朝一番のトルコニュースは「フィンランドはスウェーデン抜きでNATOに加盟する準備がある」というフィンランドの新聞社のスクープだったはずだ。
この新聞はフィンランドの外交と内政有力関係者の話として「トルコとハンガリーがフィンランドのNATO加盟を批准し、スウェーデンには行わない場合は、フィンランドはスウェーデン抜きで単独でNATOに加盟する準備がある」と発言したと報道した。先週フィランドのマリン首相がストックホルムを訪問した際には、フィンランドはNATO加盟に関してスウェーデンと歩調を合わせると改めて表明していたばかりにも関わらず。
それにしてもトルコから送られている被害状況を伝える動画には息を飲むばかりで、ウクライナの惨状を伝える映像とタブってみえるのが虚しい。自然災害だけでこんな悲惨な状況になるのだから、せめて人為的に似た状況はつくるのはやめろ。地震のニュースで改めて戦争に対して腹が立ってきた。戦争やめろ!