swelog ニュースで語るスウェーデン

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 増えた新聞系メディアの購読世帯数

今年もメディア視聴習慣に関する大規模調査メディア・バロメーター結果が発表された。これによるとスウェーデンでは今もメディア視聴とニュースの消費量が高いまま推移していることがわかった。

パンデミックの前は日に6時間程度であったメディア視聴時間は、その後のロシアのウクライナへの侵攻や高騰するインフレ、そして去年は4年に1度の統一選挙もあったことから、一日平均7時間と、過去最高レベルを記録した。

人々が最も接触しているのは動画で、平均的な一日を取ると93%の人が何らかの形で動画をみていた。

興味深いのは日刊紙、とりわけデジタル購読者が増加したことで、現在平均的な一日を例に取ると、73%の人が新聞系メディアを読んでいる。これは2021年の68%から増加しており、また61%の人がデジタルで、27%の人が紙の新聞を読むと回答している。新聞の購読世帯数も3年連続で増加しており、2022年は約半数が購読契約しているという結果になった。

スウェーデンのメディア・バロメーターは1979年から実施されており、この種の調査としては世界で最も歴史がある。調査を手掛けているヨーロボリ大学のメディア研究所Nordicomの専門家は、メディア視聴は「習慣」と深く結びついており、パンデミック時にデジタルメディアを課金するという習慣ができ、それが今回の結果にも結びついていると解説する。

また調査では公共放送の視聴も増えていることもわかり、公共テレビのSVTが全体で最も利用されているニュースメディアである。

このブログ記事もSVTのニュスサイトを参照して書いているけど、うちではダーゲンス・ニュヘテルとシッドスベンスカンの2紙を定期購読していて、アフトンブラーデットがキャンペーンをしている時はこちらも時々課金している。

動画系は見ている時間がないので今はどのサブスクリプションにも入っていないけど、スポティファイは最近はそれほど使ってないのにずっと払っているなぁ、という状況。スポティファイからCDへ戻ろうと思っていたのだけど、CDプレイヤーが壊れたままなので、まずはこれを買うところからかな。

スウェーデン人のメディア習慣、2022年も過去最高を記録(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023