冬でもほとんど雪の降らない中途半端な北欧に住んでいるせいか、ウインタースポーツからは遠い毎日。今日からスウェーデンのエステルスンドでバイアスロンの世界選手権が行われるのにも、さっき気がついた。
バイアスロン、そうあの射撃とクロスカントリーが一体化したヤツです。ライフルを背中に担いでスキーで滑る。
北欧の冬の生活をそのまま競技にしたような種目で、オリンピックでもスウェーデンはメダルをいくつも獲得している。というか、北欧以外にどこが盛んなのか?
さて、去年の冬季オリンピックの金メダリスト、イェスパー・ネーリンの秘密兵器として3Dプリンターが紹介されていた。ネーリンは同じく女子の金メダリストであるハンナ・エーベリと一緒に暮らしており、二人のライフルを3Dプリンターで調整している。
もともとクロスカントリーの選手で、射撃歴の浅いネーリンは、日々グリップの部分などを3Dプリンターで作成し、一番しっくりするものへの改良を続けている。14グラムの部品をさらに軽くしてバランスの改良などを行うそうだ。
陸上アスリートの靴や、テニス選手のラケットや野球のバットなど、競技で使う道具の調整は、これまでその道のプロの職人が選手のために作ってきた。
これからは3Dプリンターを自分で使えるところまで選手の技能の一部となっていくのだろうか?