新型コロナウイルス対策として今年の3月以降、最大50名までとされていたのスウェーデンにおける集会規模の上限が500名までに変更されることになった。公衆衛生庁が昨日の記者会見で発表した。
これは競技場やコンサートホールなど座席の決まっている催しに適応される上限で、その際、着席した人の間では1メール以上の間隔を保つという方向も明らかにされた。
これまではずっと2メートルの間隔をあけるように指導されてきたスウェーデンに住む私たちだが、新型コロナウイルスを含んだ口からの飛沫は、考えられていたよりにすばやく地面に落ちることがわかったので、着席して1メートルの距離をあけていればほぼほぼOKという見解だ。
この発表を音楽や演劇などのエンタメ界は大きな喜びとともに受け取ったが、不満を表したのはサッカー関係者たち。こちらは人数制限の変更ではなく、アレーナなどの最大収容人員の30〜40%程度までは客をいれてもOK、という形への変更を期待していたので、今回の発表でも大きな不満が残った。
公衆衛生庁では会場内の混み具合と同時に、大きなイベントでは会場への交通機関や入り口などが混雑してしまう状況を考慮した措置だと話す。
……というニュースを読んでいたら、その横に、公衆衛生庁のアンデシュ・テグネルが『サタデーナイトフィーバー』のトラボルタに扮し、ディスコ・キングになった絵画を扱ったニュースが😅
テグネルの頭上に燦然と輝くのは、ディスコボールではなく、もちろん「新型コロナウイルス」!
これはスウェーデン南西部の街、ハムスタッドコミューンが、市民にパンデミックとの暮らしにインスパイヤされた作品を募った応募作の一つ。市の呼びかけに100近くの「コロナ芸術」が集まり、この度ハムスタッドの芸術ホールでの展示が始まった。
この一週間でもすっかり秋めいてきたスウェーデン。この週末は、ぜひ音楽やアートの秋を楽しもう♪