毎日、家の近所の同じような道を同じような時間に散歩していると、草木がすごい勢いで成長しているのがよくわかる。
この時期、スウェーデン全国の農家では合わせて約8000人の季節労働者を必要とするが、いつもの年はウクライナ、ポーランド、バルト三国やハンガリーといった国からやってくる労働者たちは、今年はもちろん新型コロナウイルスの影響で来ることができない。
そこでスウェーデンの農協であるスウェーデン農業生産者連盟(LRF)では、コロナの影響により解雇や一時解雇で仕事がなくなってしまった人たちに、ぜひ農業で働いて! と呼びかけている。
8000人のうち5000人がいわゆる農業で必要とされており、また林業では3000人の労働者が足りない。乳業など以前の経験を必要とするものを除けば、ほとんどの仕事はすぐに取り掛かることができるものばかりだそう。
どうかこの呼びかけが、仕事をなくして打ちひしがれている人たちになんらかのポジティブな変化を起こすものとなればいいなと祈ります。