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オンライン化で成功する断酒自助グループ

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アルコール依存症に悩む人はスウェーデンでも多い。依存症から抜けるための自助グループの存在も日本よりは人々の生活に近いように感じている。

私はこちらに引っ越してきてまもなくヨガのクラスに申し込んだ時に、 その会場として使われたのが150年の歴史を誇り、スウェーデンで最も会員数の多いIOGT-NTOという会の所有する街の中心のとても立派な建物であったことから、そのような会の存在を知った。

IOGT-NTOは正確にいうと断酒をめざす自助グループではなく、酒やドラッグに影響を受けていない状態や社会をめざすスウェーデン独自のNGO組織だが、自助グループとしては、アメリカ発祥で日本でも断酒会(自助グループ | e-ヘルスネット(厚生労働省))と並んで活発な活動を行っているAA(アルコホーリクス・アノニマス)もスウェーデンでも多くの会員がいる。

AAの各グループは、コロナ禍で通常の対面方式の例会が持てなくなったことからオンラインミーティングに切り替えるところも多かったが、そのデジタルになったことの思わぬ効果で、人々がより気軽に例会に参加するようになったと会の主催者たちが証言している。

オンライン・ミーティング上では参加者のアノニマス度(匿名性)が増し、面が割れる気まずさが減るほか、これまでは地理的なものや時間の制約上、参加することが難しかった小さい子どもいる親や身体障害者、さらには僻地に住んでいるため参加できるグループを近くに見つけることが難しかった人も参加することができるようになった。さらには、カナリヤ諸島やマレーシアに住んでいる人など外国に住むスウェーデン人の参加も目立ち始めた。

この成功を受け、AAの各グループではコロナ禍が落ち着いたあとも、引き続きオンライン・ミーティングの機会を提供することを検討している。

さて、AAや断酒という言葉で検索してたら、上位でこちらのVougueの記事がヒットしました。アン・ハサウェイやブラッド・ピットの断酒の体験について書かれています。とてもいい記事だと思ったので、こちらも紹介しますね。私もコロナ禍ですっかり飲まなくなった。今は近くの会社が作っているノンアルコールのりんごとぶどうでできたスパークリングドリンクがお気に入りです。

www.vogue.co.jp

パンデミック下のAAはデジタル・ミーティングを強化「より多くの人に助けを求める勇気を」

© Hiromi Blomberg 2021