スウェーデンの病院の救急電話窓口、SOS Alarmが救急依頼の電話対応にAIによる判断を導入する。プロジェクトはこの夏休み明けに、まずヨンショピングとハランド県で始まり今年中にはスウェーデン全国で展開される予定だ。
AIは救急依頼者と対応オペレーターの間の会話を聞いて、その中で使わる単語や救急患者の息遣いなどから、症状をより正しく判断するためには他にどんな質問をしていけばいいかをオペレーターに提案する、というような働き方をする。
SOS Alarmが採用するAIはデンマークのCorti社のもので、AIによる緊急電話対応補助を全国で導入する国は、スウェーデンが世界初となる。
AIは導入の第一歩目として心拍停止に関わる判断に採用されるが、この領域はこれまでにデンマークの10万件以上の救急電話でテストされている。オペレーターが心拍停止に関わる判断を正しくできた率は、それまでの72%からAIを導入した場合84%にあがった。
デンマークは国も人も大好きだし地理的にも近くとても親しみを感じているが、AIのエンジンがデンマーク製と聞くと一抹の不安が……。
ほら、私たち口頭ではわかり会えないし😁、あんなにお手本のようにうまく経営されていたスウェーデンの郵便局がデンマークと一緒にPostnordになった途端、これ以上ありえないようなひどい組織になったし…(根深いトラウマだ)。
プロジェクトの成功を心より祈ります。