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ノーベル賞で投資するスウェーデン人?

2013年のノーベル経済賞の受賞者、ユージン・ファーマの理論を勉強して投資スタイルを決めたわけではないのでしょうが、最近のスウェーデン人の投資はファーマ教授の効率的市場仮説と同様のパッシブ運用へと大きく流れているようです。

これまで、投資市場は銀行や投資ファンドまた個人の投資家が、様々な資料を読み解き情報を集め、大きく株価が上昇する株を選んで投資するアクティブ運用周辺で大きなお金が回っていました。

このような専門家が独自の視点でつくったアクティブ運用のポートフォリオファンドは、運用がうまくいくと利益も大きいですがが手数料も高く、手数料が運用益をすべて手数料がもっていってしまったり、マイナスになってしまうような事態も起こる。

一方、今、スウェーデンで増加中の「パッシブ運用」は、各株式市場の主要銘柄に機械的に投資していく、いわゆるインデックスファンドへの投資。今、インデックスファンドへの投資は、スウェーデンの投資市場全体の17%を占めています。

人間が考えて銘柄を決めるアクティブ運用は、大穴を一時的にあてることは可能なものの、長期的にみればインデックスファンドのほうが確実にすこしずつ増えていく傾向があるので、大多数のシロウト投資家はこれで十分、というかおそらくこちらの方がいい。

インデックスファンドでは、手数料の支払いももちろんぐーと低く抑えられており、アクティブ運用では手数料の平均が2%なら、インデックスは0.2%程度。中には手数料無料のファンドもあります。

年金ファンド運用大手のAMFは、過去10年でスウェーデン人がインデックスファンドにポートフォリオを変更することで節約した金額は、合わせて110億スウェーデン・クローナ(約1300億円)と算出しており、これからの10年でその額は330億クローナ(約3800億円)になると予想しています。

手数料が減るということは、投資運営会社の収入はこれだけ減っていっているということ。投資ファンドはどうなっていくのでしょうか?ここもAIで仕事がなくなるってヤツ?

それとも、こんな少額をコツコツ投資する一般庶民からの手数料売上なんて、そもそもあんまり業績に影響与えないのでしょうか?

私は、去年の9月にフォルクユニバーシテット(スウェーデンのカルチャー教室)で株式投資講座を受講して、そのときに手数料の低いインデックスフォンドがたくさんあるAvanzaを勧められました。これからどこかに投資口座を開設しようかと検討中の人は、ぜひチェックしてみてください。 

ノーベル賞受賞者と同じ方法で貯蓄するスウェーデン人がどんどん増えている