「人々の行動を変えたいのであれば、「価格」を変更するのが一番」。これはヨーテボリ商科大学の環境経済学のトーマス・ステルネール教授の結論だ。
高いガソリン価格水準に車での移動に依存している田舎に暮らす人からは、これ以上ガソリンが高くなると生活できなくなると不満が高まっている。
ステルネール教授は、気候危機の今ガソリン価格政策のポイントはそこにこそあり、田舎の人達の生活が苦しいのは充分理解できるが、暮らしへのサポートは再生可能エネルギーを手に入りやすくするなど他の分野でするべきだという。
これからもガソリン価格が高い水準にあれば、人々は、電気自動車の購入を考えたり、公共交通機関の効率的な利用や、職場の近くに引っ越すことなどを考え具体的な行動が変わるだろうし、そうならならなければならないとうのが国連のIPCC報告書の著者の一人でもある教授の主張だ。
先日書いた企業向けに優遇されている電力価格と同様、安ければじゃぶじゃぶ使うし、高ければ使い方を考える。まぁ、しごく当たり前のことだ。ちなみにガソリン価格がスウェーデンの3分の1のアメリカでは人々はスウェーデンでの3倍くらい自家用車を利用しているそうだ。
30年くらい前(!!!!)、初めて買ったヨーロッパへの飛行機の往復チケット(大阪=シンガポール=パリ!)が18万9千円だったことをよく覚えている。直近で買ったフィンエアーのコペンハーゲン=ヘルシンキ=大阪間往復のチケットは約9万円。安いのは嬉しいけど、このチケットももっと高くなるべきなんだろうな。
画像は、最近買ったコーヒー豆。
これまではこちらの人気の大手コーヒーのZoegaやrvid Nordquistのものをスーパーで買っていたのですが、地元ルンドのLove Coffeeでスコーネ・ロースト(ちゃんとあったよ!)を購入してみた。
前者のコーヒーが500グラムでだいたい40クローナくらいなのに対して(よく安売りもやっている)、後者は250グラム79クローナ。やっぱりじゃぶじゃぶ飲まないよね。
装丁がすてきなこちらの本は本日発売だそうです。今度、日本にいったら買うんだ!