swelog ニュースで語るスウェーデン

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オリンピック選手のやる気問題

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昨日は多くの人が東日本大震災10年に思いを馳せただろう。スウェーデンでもニュースで10年前を振り返ったり、今も海底にご遺族を探し続ける方のルポルタージュを紹介していたりした。

そして昨日は、スウェーデンで初めて新型コロナウイルスで亡くなった人がでてから1年にあたる日でもあるということで、ドロットニングホルム宮殿の教会で国王夫妻の同席のもと礼拝が執り行われた。ヴィクトリア皇太子とダニエル王子は奇しくもコロナ陽性であることがわかり欠席することにもなったこの礼拝。あの得体のしれないものがせまってきた緊迫した3月から1年経ったのか、と思う。

そんな1年をオリンピックの代表として選ばれていた選手はどう過ごしていたのかに関するユニークな調査をSVTが行っていた。調査は代表として選ばれた選手のうちの29名に14項目の質問を送る形で実施され、そのうち21名から回答を得た。

結果、約半数にあたる10名の選手が、このパンデミックの一年でモチベーションをが少し下がったと回答。結果がわかりやすく目標を定めやすい競技大会が次々に中止される中で意欲を保つことの難しさや、また観客の不在を嘆く声が寄せられた。

また7名がモチベーションには変化はないと答える一方で、今は少し意欲が高まっていると回答した人も4名いた。長い間競技大会がなかったことで、ますます自分にとって競技大会の価値や存在意義を理解することになり、次の大会に向けてやる気満々、というコメントが続く。

私はこの一年、どうやったら今日の一日を機嫌よく過ごせるかを考えて暮らしてきたように思う。一日をうまく前に送ることができれば万々歳という感じで、目標を持つなんてまったく考えていなかった。そろそろなにか目標や計画でもたててみますかね?

 

※ 今日の写真はルンドの七不思議の一つ(?)、とあるパン・ケーキ屋さんで売られている「Japaner(日本人)」という名のお菓子。店員さんに名前の由来を聞いても知らなかったが、Japanerの横には、なぜこの名前なのかこちらもよくわからない「Kineser(中国人)」というお菓子もあった。まぁ、IKEAの家具にも、なぜあなたにはこんな名前がついてるの? とかよくわからないものがある。そういうお国柄ということであまり気にしないことにしよう。でもJapanerのちょっとした由来と作り方が書かれているサイトも見つけたので、私と同様、気になられていた方はご参照ください

 

オリンピック代表選手のモチベーションが低下(SVT)

コロナの犠牲者への礼拝に国王が同席(SVT)

津波から10年経っても妻を探し続けるやすおさん(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023